50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

通訳

2018-06-06 果報者

いままで600以上の通訳現場に出てきましたが、すべて「ぜひまたこの現場を担当したい」と思うものばかりです。難しかったり冷や汗をかいたり、苦い思い(主に反省点から)をすることはあります。しかし「もうこの現場はいやだな」と感じたことはありませ…

2018-06-05 質も量も

2018年06月の業務予定が6月01日の時点でほぼすべて埋まりました。 こうしたことは初めてです。今までは月が始まってからその月の仕事の照会が来ることも多かったのです。 今年は数か月先の予定もほどよく入って月別の棒グラフがなかなか良い形です。 青の棒…

2018-06-04 通訳業務記録ファイル

年度末に翌年の事業計画を立てます。年間売り上げと経験したい通訳業務を簡単に書き出す程度です。2017年は無事に達成しました。 2018年の売り上げ目標は仕事に出たい日数 × 年度内で実現したい単価で計算しました。前年比 30% 増というやや強気の数字です。…

2018-06-03 通訳学校で教えてもらっていないこと--日本語始点の通訳

こんな場面を想像してください。 多国籍訪日団が施設を視察します。日英・日中・日露と通訳者は3名。簡易機器(パナガイド)で送信します。 さて、視察が終わって質疑応答の場面。中国からの訪問者が質問し、日中通訳者が逐次で質問の日本語訳をします。日…

2018-05-28 いろいろな仕事--身体的要求度の高いもの

通訳者の仕事場にはいろいろあります。どのような仕事を中心にしているかでも大きく違います。企業のIR担当者と共に世界を回るのが中心の人もいますし(年間のホテル泊が簡単に 150 を超える)、港区・千代田区・中央区のオフィスビルの中だけで仕事をして…

2018-05-27 よい機会

出身通訳学校系列以外の通訳エージェントとのおつきあいは通訳者の紹介によるものばかりでした。 そうした通訳者と出会うのは現場が主ですが、それ以外にも日本会議通訳者協会や日本翻訳者協会(JAT)のイベントでも知り合っています。 自ら動くと出会う確率…

2018-05-23 仲間に会う

いろいろと事情があり、本来入らない予定だった業務に入れてもらったら通訳学校で同じクラスにいた方と一緒になりました。修了してからもう3年。 元気で活躍していらっしゃる。こうして同じ現場に立てるのも本当にありがたい(文字どおり「有るのが難い」こ…

2018-05-21 過剰に反応しない

商売をしているといろいろなことが起こります。「それはちょっとひどくはないですか?」ということもないわけではない。 そうしたときにすぐ反応せず、まず一息入れることに慣れてきました。 先日も「商いの道として、それはないでしょう…」というような事態…

2018-05-19 通訳はサービス業

そりゃそうです。物品を売っているわけではありません。求めに応じて役務を提供し、報酬を得ています。 フリーランス通訳者として役務を提供するのですから、労働法が整備される前の工場労働者にも似て「ケガと弁当は自分持ち」です。 □月△日に〇〇という場…

2018-05-17 山あり谷あり

すっきりと晴れた青空のような気持ちで現場を後にすることはなかなかないですね。 ・あそこがいまひとつだった…・ちょっと理解が足りなかったのではないか・あっちのほうの意味だったのかも…・もっと抑え気味の表現でよかったな かなり重圧を感じていた業務…

2018-05-13 インド英語攻略法

IT関連の通訳だと話者にインド人が入る割合がかなり高いと思います。インド人の英語には日本人通訳者にとって難しくなる要素が多いですね…。 物心ついたときから使っている準ネイティブスピーカーが多い。そのため自信満々でどんどん話す。 インドの諸言語が…

2018-05-12 両方を知るから

フリーランスの通訳業が本当に楽しく、自分に合っていると日々実感しています。ありがたいことです。 企業勤務経験が長かったこともその理由の一つかもしれません。対照的な世界を体験したからこそ両方の良いところが自分なりにわかる気がします。 毎日違う…

2018-05-11 逐次月間

昨年末から同時通訳の割合が 50% を超えていたのですが、最近になって逐次通訳の仕事が重なっています。電話会議や訪問に伴う通訳、公聴会など、本質的に逐次が標準という業務です。 経験した方ならわかると思いますが、改まった席での逐次通訳はなかなかに…

2018-05-07 通訳者が仕事をする環境

ときどき「保険」として通訳者を手配するお客さんもいます。英語を使わない人がいるかもしれない・来るかもしれないから通訳者を置いておこう、というときですね。 今までに何度かこうした業務もありました。かなり出番が多かったときもありますし、控えてい…

2018-05-01 「続けていれば」「前に進んでいれば」の落とし穴

昨日に引用したインタースクールの講師には他にもいくつか記憶に残る言葉をかけてもらっています。 (定年後の)小遣い稼ぎではなく、堂々とした通訳者人生を送るのなら(以下略) 「目先のこと(通訳学校で進級する等)ではなく、もっと先を見て努力せよ」…

2018-04-30 競争は常にそこにある

競争はそこここに常に生じています。 たとえば、通訳を志望する人が「どの通訳学校に通おうかな」と考え始めた瞬間に各通訳学校は選択の対象になります。 選択がある限り競争が存在します。 通訳学校は自らの特徴をなんとかして効果的に伝えようとし、受講者…

2018-04-27 通訳者と手袋

講習会の通訳は好きな仕事のひとつです。いろいろな幸運に恵まれてきましたが、初めての本格的な講習も非常に良い条件で経験できました。もう数年前のことです。以前に自分で研究した内容で、講師も同席通訳者もとても親しみやすい人でした。同じ内容で複数…

2018-04-20 なるようになった

昨年末から業務引き合いが好調でした。3月は月間売り上げが開業以来歴代2位を記録。 ところが4月でやや失速。数日分の仮押さえとなっていた業務が消滅したのが痛かったですね。しかしぽっかり空いた日程にその発注元エージェントが他の物件を持ってきてく…

2018-04-18 通訳を聞く人の負荷を真剣に考える

英語話者の音声を私が日本語にし、その音声を他の通訳者が別の言語に通訳する。いわゆるリレー同時通訳。これを経験すると通訳音声を聞く人の負担を改めて考えます。 聞き手が訳出言語(日本語)の母語話者(日本人)だからこそ低品質の日本語を「投げつけて…

2018-04-16 うれしい再発注

しばらく前に初めて担当した顧客の業務の打診がありました。できるかぎりのことをしますが、顧客が私の通訳に価値を見出すかは顧客の判断です。「ああ、あれでよかったのだ…」とかすかに安心します。 初めて外国の顧客から直接受注した通訳業務の再発注もあ…

2018-04-15 燃え尽きる寸前だったのかも

通訳学校 2017年10月期の後半はかなり忙しく過ごしました。土曜・日曜・木曜と1週間に5クラスで講師をしました。 会社勤務から転身して通訳者になったこともあり、基本姿勢としては「なにごともまず実際に行動してみなければわからない」「先方からいただ…

2018-04-13 朝には元気になる

だいたい前日までは気分が晴れません。どのような仕事でも安心して現場に入れることはありません。慣れた場所でも人と話とが新しいことがある。何度も通っている顧客でも部門が違うと別の会社かと思うほど違う。資料が多ければ十分に目を通すことはできませ…

2018-04-07 疑問が解ける

しばらく会っていなかった友人と少しゆっくりと話をすることができました。 いろいろと情報交換をして、お互いにそれぞれの疑問が解けました(相手に対する疑問ではなくて)。 後になってわかることって、いろいろあるものです。それだけに日常のさまざまな…

2018-03-25 きちんと寝ましょう

しばらく前に日帰り遠隔地勤務が続いて疲れが溜まる寸前でした。なんとかして睡眠時間を確保したのが良かったのか、うまいぐあいに踏みとどまって元気に仕事ができています。 なるべく規則正しく生活することがとても大切だとしみじみ思います。ろうそくの両…

2018-03-23 生々しく想像しよう

ブースのガラス窓から後姿が見える。片耳に通訳受信機のイヤフォンを付けている。意見が活発に出る討論の時間。 こうしたときこそ同時通訳が最大に生きる気がします。通訳者が届けた質問を聞いた後姿がかすかにうなずいて発言を始めます。問いにしっかりとか…

2018-03-21 たくさん移動しました

宿泊を伴わない遠隔地の仕事が集中しました。交通ICカードに1万円分チャージしてもすぐになくなります。 火 福島県水 休み木 茨城県金 福島県土 埼玉県日 埼玉県 そして月・火と終日の同時通訳です。埼玉県って遠隔地か? という問いもありそうですが、横…

2018-03-12 思い切りと運だけ。

今になって思います。 なんとか通訳を生業として続けてこられたのはひとえに リスク取り 運 のおかげ。 思い切って企業を退職して受講者という一介の素浪人にならなければ通訳学校で果実を得ることは私の実力では難しかったことでしょう。 インタースクール…

2018-03-11 通訳業を始めて4年

通訳学校に通い始めたのが 2012年4月。通訳の仕事に初めて出たのが 2014年3月でした。ずいぶん昔のようでもあり、ついこの間のような気もします。 一般に何かを始めて3年間というのが一つの「切りの良い」期間だと思われているようですが、私の場合は4年で…

2018-03-08 資源(注意力)配分の問題だ

先日は姉弟子と仕事でしたが、その次は妹弟子と一緒になりました。この妹弟子、またの名を通訳者Mという。 通訳者Mさんのブログ記事はおすすめです。着眼点がすばらしいし分析も鋭い。私は読むたびに「わかってるね…」「それは気づかなかった…」と感心するば…

2018-03-07 Goldilocks はまずあり得ない。

師匠・姉弟子と組んで3人態勢の同時通訳。仕事ではピリリとしていますが、昼休みなどは気楽な話ができていいですね。分担を現場の状況に合わせて柔軟に変えることができるのも気心知れたチームならではでしょう。 仕事が終わっての別れ際、姉弟子と少し立ち…