50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2023-04-02 日程には緩急が必要

作業量や緊張の度合いを考えて仕事を引き受けることが大切というお話です。


以前に引き受けたことのない顧客・内容・様式の通訳を引き受けるときには準備に使える時間を確保する必要がありますね。日程表だけを見て
「まあ大丈夫だろう」
と詰め込んでいくと実際準備をする段になって予想よりもずっと大変だったという経験がずいぶんあります。もう9年もこの仕事をしているのになかなか学習できていません。

2023年3月後半もけっこう大変でした。内容には親しみがある仕事でしたが、やや改まった大規模な催しで通訳音声も録音・公開があるのでやや重圧を感じます。持てる力をすべて使って顧客の期待に応えるという点では毎週毎月の定例会議でおなじみの出席者・おなじみの内容で通訳をするのと何も変わらない(はず)ですが、そうした一種の「たてまえ論」と生身の通訳者の感覚はやはり少し違ってきてしまうように思います。


日程表に準備の時間も書き入れておくと可視化できて良いでしょうね。
「どこか空いた時間で資料を読もう」
という漠然とした考えだとそんな時間が実は存在しなかった、ということにもなりかねません。一週間~二週間単位で予定を考えて、さほど準備に時間がかからない「いつもの仕事」と「やっかいそうな仕事」をうまく組み合わせることをもっと考えてみようと思いました。


ベトナム料理 Bún thịt nướng chả giò (豚の炭火焼・揚げ春巻入り米粉麺)
つけだれを上からかけて食べます。このように具材と麺が一つの器に入っているのは南部スタイルとのこと。

 

神奈川県座間市の「タージブリヤニハウス」

パキスタン料理の名前が並んでいます。

Jumma Mubarak は「ハッピー金曜日」という意味らしいです。イスラムの休日ですね。いちばん上の nihari(ニハリ/ニハーリー/ナハーリー、骨付き羊のすね肉の煮込み)だけ 1,200円、他は1,000円です。ナンまたはロティと小サラダ、飲み物が付きます(忘れるときもある)。

いつもはロティですが、ニハリにはナンですね。たまたまシェフが注文を取ったのですが、その後入ってきたいつものお兄さんが
「ナン?」(いつもロティだけど、ナンでいいんですか?)
と確認しに来ました。