50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2016-04-30 姿を消す

通訳者の存在をなるべく希薄にして、会話している当事者が「相手と直接話している」という感覚を持ってくれれば、それは通訳者にとって大きな成功。 これを思い出そう。

2016-04-29 ばりばりと殻を破って

通訳の仕事で横浜駅から東海道線や横須賀線快速に乗って東京方面に向かうときがあります。企業勤務時代と全く同じ時間の同じ号車に乗るとすごく不思議ですね。降りる駅も同じ。でも、それから先の行動が全く違う。 ▼もう30年以上も前のこと。雑誌のインタ…

2016-04-27 老いた犬に芸を教える

You can't teach an old dog new tricks.という表現が英語にあります。「老いた犬には新たな芸は仕込めない」 私が通訳者を志した理由の一つに、これをひっくり返してやろうという思いがありました。誰に認められなくてもいいから、内心でYes, you can teach…

2016-04-26 こんな足取りで(6)

なぜ通訳者は世に出られるのか。 人それぞれだと思います。私の場合の要因をいくつか(学習面以外に)。 周囲から強い反対がなかった。これはひょっとすると最も大切かもしれません。その反面プレッシャーもありますが…。 しばらくの間は低収入に耐える見込…

2016-04-25 こんな足取りで(5)

「足取りで」を書こうと思ったのは、2012年3月24日に通訳学校というところに初めて足を踏み入れたときからずいぶんと時間が過ぎたような気がしたからです。 初めて仲間の通訳者とトロリーケースをゴロゴロ引いてホテルに入ったとき、パナガイドを取り扱った…

2016-04-23 こんな足取りで(4)

今年の1月に担当した業務に関連して再発注をいただきました。 なかなか手ごたえを感じた仕事だった割にはしばらく音沙汰がなかったので「私が『うまくいった』と思うほどにはお客様は評価してくれなかったのかな」と思いましたが、単に時期の問題だったのか…

2016-04-22 こんな足取りで(3)

インタースクールのプロ速成科は1年過程で、中間と期末とに試験がありました。 中間は今思い出しても恥ずかしい出来でした。「脱げそうなゴム長靴を履いてぬかるみを歩くような訳」だったと思います。 期末試験ではやや勢いのある訳を出すことができました…

2016-04-21 こんな足取りで(2)

通訳学校やその後の通訳業務で幸運に恵まれたのは確かです。 ▼学校に通い始めて2年が過ぎ、初めて進級判定を得られなかったときにその年に開設された1年課程に入ることができました。階段を上ってきたら立ち入り禁止。ところが、横に非常階段の扉が開いた…

2016-04-20 こんな足取りで(1)

月日の経つのは早いですね。初めて現場に出たのがもう2年前です。学校に通い始めてから4年が過ぎたとは…。節目となる出来事を集めてみました。 2012-04 インタースクール会議通訳本科 I Basic 受講開始。 2012-09 28年間勤務した企業を退職。以前から少し…

2016-04-19 ささやかな投資(タイマー・双眼鏡)

気になっていたものを少し買いそろえました。 【タイマー】隣に座っていた通訳者が使っているものがとても見やすく、メーカーを教えてもらって休み時間にヨドバシドットコムに注文しちゃいました。 リズム時計工業の タイマーコンビF です。文字が大きく、…

2016-04-18 潮目は変わっている

コンビニエンスストア、ファストフード店、警察、自衛隊、介護、看護…。人手不足です。 50代以上の幹部は若者が職を求めていたときの記憶から「募集すれば集まるはず」「来ないのは最近の若者が軟弱だから」とトンデモナイ思い違いをしています。 この人たち…

2016-04-17 緊張と友達に

通訳はその場で一時限りなので、演奏や演技、試合と類似した側面があると思っています いざ本番、となったときに緊張がつきものですが、自分の心の働きは思い通りになりません。一流ホテルの大宴会場で理事長・会長・市長といった方々の通訳をするときに落ち…

2016-04-16 会議通訳者

日本では会議通訳者の定義がはっきりと共有されていないようです。 EU諸国は各国語を使って会議を常時行っているので通訳の動員数も予算もすごいことになっています。 会議通訳者をヨーロッパ式に最も狭く定義すると ・2つあるいはそれ以上の外国語から母語…

2016-04-13 一隅を照らす

外国系企業や公官庁、金融機関も多い虎の門・霞が関地域。通訳者もあちこちで仕事をしていると思います。 先日は昼休みの時間が短く、立ち食いそばの店に入りました。 店内は古びた感じの、いかにも、という感じです。 ところが… 店主、おもむろに生そばをゆ…

2016-04-12 志ん生のことば・時間がない

以前にこのブログで紹介した古今亭志ん生の名言をかみしめる日々です。 たしかに見ていてくれる人はいるし、わずかなように見える実力の差は実はけっこう深い谷だったりします。 ▼2012年4月に通訳訓練を始めて 2015年12月に初の常設同時通訳ブース入り。それ…

2016-04-10 用語集の使い方

業務によっては顧客や通訳エージェンシーから用語集の提供があります。そして、語数がとんでもなく多いときも珍しくありません。 用語集を見ると「覚えなければ」と反射的に思ってしまうのですが、その前に「どれが(通訳の場で)必要になるのだろう」と考え…

2016-04-09 日本通訳フォーラム2016

日本会議通訳者協会の主催で日本通訳フォーラム2016が開催されます。今年は2回目で、2016年8月27日(土)ですね。 基調講演者は(あの)原不二子さんです。「通訳市場の過去、現在、未来」 そのほかにもセッション(講演やワークショップ)が8件あります。…

2016-04-08 営業担当者として

業界上位の名門企業で営業職を体験できるとしたら、どうでしょう。 ▼大手通訳仲介業(エージェント)に登録して通訳者として現場に出向くとき、私はそのエージェントの代表として来ていると思っています。 通訳を発注するフツーの人にとって通訳者が個人事業…

2016-04-07 質問と問いとがかみ合う

専門的な打合せの通訳をすることもあります。会計や税務、機械など。 鋭い質問が飛んだときにキレの良い訳を出せて、その答えも即座に自然に訳せると「ピッチャー投げました。内角低め難しいコース。見事にとらえました」という感じで通訳者の内心の充実感は…

2016-04-06 新橋・虎の門・赤坂

インタースクールに通っていたときには駅から学校までいろいろと回り道をしてランチ探検隊をしていました。 最近港区で仕事をする機会が続いたので久しぶりにパトロールです。 自分で歩くといろいろな店が目に入ってきますね。 例によって南アジア系では…。 …

2016-04-05 「それ、絶対にいい」

会社員から通訳者に転身(というか転進)するとき、信頼できる人にも意見を聞いてみました。 当時の勤務先の人は「いいんじゃないか」「でも、勉強も商売として軌道に乗せるのも難しいんだろうね」「いい歳して、だいじょうぶなのか」という反応が中心。 い…

2016-04-05 情報を瞬時に取り込む

リプロダクションはまず3年続けてください という通訳学校講師の勧めに従ってほとんど毎日続けてきました。「やっと」というか「すぐに」というか、3年半が過ぎました。 最初の1年・2年はほとんど上達(記憶に残せる長さ・正確さ)を感じずに過ぎました…

2016-04-04 通訳を使うのに慣れている人

話者や手配者が通訳者の使い方をよく知っていると、通訳を使う場の生産性が高くなりますね。 最近は出向く先々でいろいろと配慮をいただいて幸運でした。 参加者の誰がどんな通訳支援(英日/日英)を必要とするかを教えてくれる(企業内通訳だとこうした基…

2016-04-03 ネパール料理

首都圏でカレーとナンとを出す「インド料理店」の半数くらいはネパール人が経営しているかもしれません。日本人が外国で中華料理店を出すような感じでしょうか。店内にヒマラヤ山脈の写真があればまず間違いありません。 ところが最近東京では異変が生じつつ…

2016-04-02 いろいろとうまくいった日

今年の1月・2月にはかぜをひいたり足首の冷えからなんとなく不調という日々でした。飛行機で出張し、着陸後に熱で汗をかいて脱水して脳貧血(たちくらみ)で視野全体が真っ白になり、物が輪郭だけになったときにはかなり驚きました(脳の視覚を司る部分に…

2016-04-01 アクセス数高止まり

Google.co.jp と Yahoo.co.jp との検索で[通訳 ブログ]と検索してみたら商用サイトを除いて1位の表示でした。びっくりです。ブログホスト会社の独自の機能を一切使わず、記事とコメントだけ。こんな「素ブログ」が多く読まれるのはありがたいことだと思いま…