通訳
同じ物理的空間で仕事をする良さのお話です。 ▼新型コロナ肺炎の流行で通訳業務が一時的に急減したときには遠隔通訳に本当に救われました。従来の現場での通訳にはなかった可能性も開かれたと思います。スライドの共有が画面で通訳者にもはっきりと見えたり…
日英通訳の引き合いが多いというお話です。 ▼仕事(首都圏の日英)でご一緒する通訳者にいつも同じ質問をしています。「仕事の打診は多いですか」全員が「大変多い」とおっしゃいます。同じ日の業務の問い合わせが3件くらいあるのはごく普通のことになって…
問題に直面したときに事実と選択肢とを書き出すと考えが先走らず落ち着いていられる経験と、偶然の果たす役割についてのお話です。 ▼大型で強い勢力の台風10号 "Shanshan"(香港当局の命名なので南方発音の「サンサン」)が九州に接近していた2024年8月29日…
「センミツ」という表現があります。対象を絞り込まずにダイレクトメールを送ると反応は千通に三件あれば良い方だという意味でも使われます。 おそらく2つの意味があって・三つしかないのだから、声を掛ける相手は絞り込まねばならない・三つ反応があるのだ…
対面での通訳場面が増加するいっぽう、オンライン会議での通訳提供も全く減る気配がないというお話です。 ▼通訳の仕事で他の通訳者と組むときに次の質問をしています。「お忙しいですか」「昨年と比べて今年の業務照会(引き合い)件数はどんな感じですか」 …
日本会議通訳者協会主催・株式会社KYT後援の全国ツアー 逐次通訳ワークショップ 2024がまもなく終結というお話です。 ▼一般社団法人日本会議通訳者協会が任意団体として活動を始めたのが2014年。その後2018年に法人化し、2024年で10周年を迎えました。 新型…
職業通訳者としてエージェントの名刺を持って初めて仕事に出たのが 2014年3月5日でした。どんな仕事だったか今でも良く記憶しています。この年は 7月末までの業務日数がわずか13日で半ば「開店休業」だったのですが、8月に遠隔地の長期出張が始まって年間の…
内容の濃かった一週間というお話です。 ▼平日3日にそれぞれ顧客と直接契約の通訳業務がありました。うち2件は同じお客さんです。すべて2人体制の仕事なので幹事通訳者の専決事項として同席通訳者への依頼をします。こちらからの打診が比較的早かったこと…
みなさまあけましておめでとうございます。 私の住む南関東ではおだやかな冬で、元旦も風は強いながらもうららかな日差しでした。 本年もどうぞよろしくお願いします。 ▼昨年2023年はフリーランス通訳者として仕事を始めて10年目を迎え、仕事の種類も量も増…
一般社団法人日本会議通訳者協会(JACI)主催の忘年会がありました。参加資格は一切なく、通訳者、通訳学習者、翻訳者、通訳/翻訳エージェントといろいろな人があつまってにぎやかでなごやかな会になりました。 料理もなかなか良かったです。まあ、会費が少…
久しぶりに仕事で国外に出たお話です。 ▼通訳の仕事を始めて3年ほど経ったとき、意外な縁からインドに出張する機会がありました。その後はドバイやドイツ、ブラジル出張の話がありましたが予定が合わなかったりエージェントが落札出来なかったりでしばらく国…
必要なことに少しお金を使ったら生産性が上がって利益が増えたというお話です。 ▼生まれついてのものか学習によるものか、支出に良く言えば慎重、悪く言うと非合理的なほど及び腰の傾向があります。携帯電話や自宅インターネット接続の料金をできるだけ低く…
気心知れた仲間と出張業務というお話です。 ▼都内の大企業の取締役会などに定期的に呼ばれていました。初めて担当したときが2017年10月で、そこで出会った通訳者と現在に至るまで長い付き合いになりました。 途中2020年からは私が直接受注している別の業務に…
以前に書いた記事で恐縮です。少し誇張のある表現かもしれませんが、今でも考えていることはだいたい同じです。日本会議通訳者協会の「同時通訳グランプリ」で学生の部を聞くと日英共に言語の運用能力に不安をほとんど感じることがなく、「両言語に不自由が…
データを取得して観察すると直感を裏付けることも裏切ることもあるというお話です。 ▼企業勤務時代に会計や人事を担当したのでエクセルはよく使っていました。余談ながら初めて使った表計算ソフトは IBM 5550 シリーズで使った Microsoft Multiplan(マルチ…
今年も一般社団法人日本会議通訳者協会が主催する「日本通訳フォーラム」開催が近づいてきました。 2020年新型コロナウイルス流行で対面の各種行事がなくなったときにオンラインで開催したのが大きな転機になりました。自然にやりとりが生まれて思いもかけな…
フリーランスでもときには社内通訳者のような働き方もするというお話です。 ▼2022年の中頃からとあるプロジェクトの通訳を定期的に引き受けています。年間で合計すると客先別売上で最大になるほどです。2014年に通訳業を始めたときも夏から3年程度プロジェ…
日英通訳の需要が旺盛だというお話です。 ▼今までの月間売上を高い順に並べるとこのようになりました。 2022-102023-042022-112023-022022-092023-032023-052022-122022-032021-032019-072019-102022-062023-01 2023年は今までの1~5月がすべて同月比では…
仕事はどこからともなく現れるというお話です。 ▼今年2023年は年始休暇のある1月としては開業以来最高の月間売上になりました。1月に限定しなくても開業以来107か月中13位です。 それに続く2月・3月は好調でした。開業以来月間売上では4位と6位です。 その後…
思い切って企業勤務をやめ、個人事業主になって仕事に恵まれている。何か特別なことをしたわけではなく、いろいろと良い出会いがあって周囲の人や組織が助けてくれたからこそ。ほとんど偶然の産物ではないかと思います。 ▼ながめて、歩いて、食べて、乗って……
あれかこれかの議論のとき、現実に当てはまるのはその間のどこかだろうというお話です。 ▼通訳者があまり口を開かない仕事がときどきあります。しばらく前の1年間は面白い年度で、通訳者が音声を出さずに終わった仕事が6回ありました。その後しばらくその…
新型コロナウイルス流行で一時的に業務が減った2020年前半を除くと現在に至るまで仕事量は増加し、通訳報酬の改定も相まって業績は順調に伸びてきたと感じています。 ▼年間売り上げの構成要素を見ると変化がずいぶんあったことがわかります。 過去に共通して…
Windows3.1時代から自宅でPCを使っていましたが、ようやくオンラインストレージを使い始めたというお話です。 ▼業務上の各種電子ファイルはバックアップを日次で異なるメディアを交互に使って取っています。1.USB接続のHDD2.USB接続のSDDHDDとSDDの2種…
作業量や緊張の度合いを考えて仕事を引き受けることが大切というお話です。 ▼以前に引き受けたことのない顧客・内容・様式の通訳を引き受けるときには準備に使える時間を確保する必要がありますね。日程表だけを見て「まあ大丈夫だろう」と詰め込んでいくと…
実際に経験した人から聞く情報は確実というお話です。 ▼自営業の通訳専業になってから9年が経過しました。2018年くらいから業務量が増え、いろいろな場所でいろいろな仕事をしてきたような気がします。しかし、これは自分で勝手にそう思っているだけでまだま…
主要客先も変わっていくというお話です。 ▼顧客別取引高には変化があります。 (2023年は1~3月見込み) Aというお客さんは 2019年・2020年・2021年と首位でしたが、2023年の1・2・3月の見込みでは3位です。 2019年に2位、2020年に3位、2021年に2…
ものごとの見方はいろいろあるが、複数の視点を持つのは簡単ではないというお話です。 ▼日本の通訳需要がとても旺盛で、2022年中ごろから業務照会の数が急増しました。仕事で一緒になる通訳者に「2022年中ごろからの照会数の多さは異常ではなかったですか」…
相手の意図を知るのは大切というお話です。 ▼ちょっとした用事があってお世話になっている通訳エージェントを訪問して打ち合わせをしました。受注量が思ったほど伸びていないこともあり、今までの受注実績を簡単なグラフにして持参。これだけでは仕事量が多…
状況はたいていいつも変わり続けているというお話です。 ▼2023年の1月・2月の客先別受注量が昨年とかなり違っています。年の初めは年末年始休暇があって発注量が会社によって違うことも原因ですが、それだけではないかもしれません。 1位 昨年年間3位の…
昨年暮れから通訳者仲間やエージェントの人に会うたびに同じ質問をしてきました。「2022年後半の日本の通訳需要はいままでに例がないほど旺盛だと感じましたか」「2023年1月・2月の仕事量も多いですか」 ▼応えは例外なく「旺盛であり、2023年に入ってもその…