2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧
どれだけ誠実に訳せるか。毎回の通訳が試験というか、試練だと感じています。表面の言葉の流れが良くて心地よく聞こえる訳でも、原文から微妙にずれていては価値がありません。かといって聞いたときにゴツゴツしていたり早口に過ぎたりするのでは伝わりませ…
東京駅八重洲口近くには南インド料理店が3軒。ダバ・インディア、ダクシン、エリックサウスです。 この周辺で昼食にすると上記3店が候補になるのですが、先日はブルガリア料理の「ソフィア」に初めて行ってみました。ダクシンと同じビルなので南インド料理…
ものごとが順調に運んでいるときにはもちろん喜ぶべきですし感謝するときでもあります。 しかし、 好事魔多し というのもかなり真実かと思います。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しから…
二週間で3回新幹線で往復しました。荷物を持っての移動で少しずつ疲れますね。おまけに暑い…。 意識して休むようにして、いつもの川辺の散歩も早朝だけにしました。そもそも川の水が干上がっています…。 疲れる前に休むのが必要な歳になってきたことを忘れ…
通訳学校に通っていたとき、講師の訳をノートしたことは3年間で1回だったと記憶しています。「ああ、その手がありましたか」と思ったとき。 通訳訓練課程で講師の訳例を聞いてせっせとノートしているようでは危ういと思うんですね。とっさに出てこなくても…
当日移動だと少し無理がある場所に2週間で3往復しました。交通費と宿泊費とでかなりの額になりましたが、それでも発注していただいたのをありがたく思います。 うれしいことに友人の居住地でしたので、納涼タイ料理の会にしました。通訳仲間も1人引っ張っ…
どのような仕事にも顧客がいます。製造ライン勤務なら最終顧客までの距離は遠いかもしれませんが、次工程や品質管理部門、あるいは上司が自分にとっての「客」ともいえますね。通訳者だと顧客との距離はずっと近くなります。隣やテーブルの向こうにいること…
日本会議通訳者協会の理事・副会長の大竹純子さんの記事をご紹介します。 通訳の収入、ギャラの鍵を握るのはフリーランスの経験年数(マルナゲ 個人事業主クローズアップメディア 特集) ▼同協会の活動に私もいろいろとかかわっていますが、大竹さんをはじめ…
最近異なった場面で複数の方から「声がいいですね」と言っていただきました。 日本語で話していたときのことです。 そういえば最近やや広い会議室でマイクロフォンなしの逐次訳でも楽に声が出ていた気がします。 緊張するとのどが詰まる感触があり、声の響き…
通訳業務中の聞き取り・訳出は一定に運ぶものではありません。流れが良いときもありますし、難しいときもあります。 そして、英語を日常使う顧客が通訳者を使うとすれば、そうした「山場」で苦労したり不明瞭な点を残したくないから。 その日の通訳業務や通…
通訳者が手にする報酬を仮に 40,000円としましょうか。終日同時通訳だと3人ですから 120,000円。仮設ブースの設置はいくらでしょうか。通訳機材エンジニアが1人終日駐在するとして 30,000円に仮設ブースと送信コンソールで 20,000円としておきましょう。 …
同時通訳の受信機を数十ほども使う会議で3日間同時通訳でした。いやー、よくしゃべった…。 このような仕事をすると経歴書に「会議通訳」として書けるのでしょう。 仮設ブースが立派で快適でした。強制換気・LED照明・高級ヘッドフォン(使いませんでした…
「心の中に『イケてる通訳者像』を持て」と思っています。実在する人間ではなくても、心に「そのときの理想像」があれば自分の訳出を評価したり学習の方針を考えたりできるはずだと思っています。 しかし。 しばらく前に「イケてる通訳」を聞く機会があり、…
ブログ「定年からの通訳デビュー」でモコちゃんパパさんが 実態は流されているだけみたいなものなのですが と書いていらっしゃいます。 この感覚、とてもよくわかる気がします。仕事の打診があれば断らず、その他のことも誘いがあれば赴いてみる。私の場合通…