50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2016-02-29 声の高さ

通訳の声を届ける先がヨーロッパ・北米出身男性の場合、日本人女性通訳者の声は高すぎて聞きづらいことも多いそうです。 「(女性通訳者の声は)高すぎて聞き取るのがたいへんだ」「あなたの声は実に楽で助かる」「どんなに良い訳でも耳に入ってこないことに…

2016-02-28 残念な日

先日の通訳業務ではできる限りの準備をして臨んだのですが、話の展開が資料の範囲を超えてかなり苦心しました。顧客はこの分野を専門にしている通訳に慣れていて、訳出に対する要求も高かったようです。 意思の疎通には問題がなかったはずですが、「流れるよ…

2016-02-26 逼迫

通訳 清原のブログ に前日依頼・翌朝業務があったという記事がありました。 私も似たような経験を何度かしています。 「通訳エージェンシーにあちこち連絡しても通訳者がいなくて…」という話を何度か聞きました。 数日間にわたる通訳業務で通訳者が「日替わ…

2016-02-25 横浜市民

昼食時に外に出られない現場がありました。 もちろん弁当はコレです。縁起担ぎですね。「シュウマイ」じゃなくて「シウマイ」です(広東語に近い)。 夏だったら同じ崎陽軒の「いなり寿司」(助六)です。 ※ 会議室がすこし香ばしくなってしまったのはナイシ…

2016-02-24 立て込みました

先週・今週は「どうしちゃったんだろう」というくらい仕事が詰まりました。 朝7時集合やバス移動ありで1週間通訳。毎日早起き。 初めての訪問先で7時間しっかり通訳。専門用語山盛り。 1日に2件。共に先端技術。丁々発止のやりとりでたいへん…。 初の顧…

2016-02-22 英語教育の前に--パンゲア KISSY

「英語はツールにすぎない」こう(訳知り顔で)言って、そこで思考停止している方もけっこういるのではないかと思ったりします。 言葉を越えてやりとりし、言葉の強力さを知るような催しがあるのですね。 NPO パンゲア 主催の KISSY 通訳仲間から教えてもら…

2016-02-21 重圧

通訳者として仕事を始めてまだ2年に満たないので、どのような仕事でも受託するようにしています。経験が全く足りないので、量を先行させる必要がある。 日程を埋めていったら、私にとって新しい分野の仕事を複数連続して担当することになりました。改めて手…

2016-02-20 フタを開けてみると

通訳を発注する側は通訳形態については詳しくない場合が多いでしょうね。発注者が心配するのは「外国語を使う人がいて、その言語を使わない人がいるから通訳が必要だろう」というところまでで良いと思います。 それを具体的な形に仕上げて見積書にするのが通…

2016-02-19 夜勤

ブログ「定年からの通訳デビュー」に夜勤の話がありました。 著者モコちゃんパパさんの場合は2つの夜勤通訳案件を3回、合計8日担当とのことですが、このような進行だとかなり肉体的につらいところではないかと思います。ご本人も それにやっぱり、身体の…

2016-02-18 受験勉強の連続

通訳者・英語教育者の小熊弥生さんは 受験勉強を毎日していても苦にならない人が一番向いているなと思います。 と述べていましたが、なるほどなーと思います。 このような資料が週に何回も届いたりします。

2016-02-17 初めが肝心

訪問団の会見や各種式典・行事・セミナーには紹介やあいさつが付き物です。 名前や肩書を間違えられない 注目を集める場での逐次が多い 原稿が出ない場合もある 意外な内容が飛び出すときもある(古典の引用や地域の逸話) 失敗すると主催者や通訳者に大きな…

2016-02-15 それは、いつ実現させたいのですか

通訳者になろうという動機は人それぞれ。適性も環境も人によって異なりますし。他人と同じことをして同じ結果になるとも限りません。 それでも同じ人間ですから、大きな流れの中では共通点のほうが多いのではないでしょうか。この点で自分が望む将来像に近い…

2016-02-14 できるのだろうか、と思うとき

通訳の仕事に出て会場に入るときの気分はなんとも表現し難いものです。「ああ、やっぱり来てしまった」とでもいいましょうか。 昨日の記事で再度紹介した Sullenberger 元機長の談話を思い出します。旅客機を無事に川に降ろせる自信はあったのかと問われ、こ…

2016-02-13 リンク保守--Captain Sullenberger

こんな声・話し方ができたらなあというとき、通訳訓練を始める前に考えていたのは俳優やラジオ・テレビのアナウンサーでした。こうしたプロの声に学びたいという思いは今も変わりません。 通訳訓練をするようになってからはこれに加えて「無色の声」(如水、…

2016-02-12 仕事の量には波がある

2016年01月は仕事量が少し足りないまま過ぎていきました。大いに手ごたえのある技術系の仕事を数日間続けて担当できたことは非常によかったのですが…。 飲み屋さんじゃないけど、「あーら、エージェントさん、最近ちょっとお見限りね~」と思っていたら、続…

2016-02-11 想像力が足りませんでした

英語を読むときに「頭から読んでいく」(戻らない)という学習法が良く知られています。意味のかたまりごとに読んでいくために斜線(/)で区切る「スラッシュリーディング」という用語も広く使われるようになりました。 日本語→英語の通訳練習にもこの考え…

2016-02-10 学習材料情報--セミナー・ノート

たんのだんのブログにノート取りセミナー参加の記事がありました。経験の長い通訳者が改めて情報を取ろうという姿勢は見習いたいと思います。 JCS 日本コンベンションサービス(株)が通訳セミナーを開催するとのこと。「通訳キャリアの磨き方~入門から中級…

2016-02-09 ねじふせる

日本語と英語との距離は遠いなあ、と思い知るときがあります。 同時通訳の練習材料でこんな一節がありました(脚色を加えています)。 監督官庁・消費者の皆さま・仕入れ先・販売店の皆さま、こうした関係者様に支持される我々A社でありつづけるために昨年…

2016-02-07 ネパール料理もおいしい

大森のネパール料理店タカリバンチャに新橋店ができていたのですね。 新橋からインタースクールに歩く途中とは言いがたいのですが、タカリバンチャのネパール料理はぜひ2回試してほしいと思います(1回では良さに気づかない可能性もあるので)。 インド風…

2016-02-06 芽が出るまで待つ--水はちゃんとやり続けましょう

The Economist を黙読して文章を再現する練習を続けて3年くらいになります。ずいぶん長い間さほど進歩を感じることはなかったのですが、最近の1か月で「ずいぶん以前と違うな…」という感じを抱きました。気のせいかとも思って自分の感覚を何日か観察してみ…

2016-02-05 通訳学校春季募集

半年ごとにこの記事を書くと時の流れの速さを感じます。大手通訳学校の 2016年4月期の募集が始まったようです。 通学を検討する人は早めに体験授業を受け、レベルチェックの申し込みをすると良いと思います。意外とすぐに満席になってしまうようです。私はの…

2016-02-04 ハンバーガー

通訳仲間に新宿の Brooklyn Parlour を教えてもらってからハンバーガーをときどき食べます。 炭焼(直火の遠火, char-broil)の香りがすると得した気分です。 横浜駅近くのあまり人が近寄らないようなところに有名店がありました。

2016-02-03 かみ合わない

仮予定になっていた通訳業務が次々に延期になったりとりやめになったり…。 昨年は業務予定がカレンダーにうまく「はまった」のですが、今年の最初は食い違いばかりです。 落ち着いて考えればこうなる確率もあるだけのこと。 時間がある(できてしまった)の…

2016-02-02 通訳の実際について

通訳学校では不思議と通訳の現場関係の情報が得られないものです。 良い資料がありますのでご紹介まで。 枝廣綾子さんのウェブサイト inventory の kotoba通訳現場の実際・準備・通訳学校についての詳細かつ良質な資料です。 アルク 翻訳・通訳のトビラ 現役…

2016-02-01 あれかこれか、ではなく、するかしないか

通訳学習をしている Mitsuki さんの 英語家Mitsukiのブログ に興味深い記事がありました。The Economist より。。 ▼私は The Economist をもう 10年以上読んでいるので、この雑誌特有の「読んだところまでの情報はとてもよくわかる」(伏線を張らない)とい…