相手の意図を知るのは大切というお話です。
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ちょっとした用事があってお世話になっている通訳エージェントを訪問して打ち合わせをしました。受注量が思ったほど伸びていないこともあり、今までの受注実績を簡単なグラフにして持参。これだけでは仕事量が多い・少ないしか伝わらないので、
・過去の打診メール受信
・通訳者からの断りメール(先約あり)
・受託
の回数記録も用意しました。
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客観的な数字を使えば単に
「貴社の問い合わせは実際の業務につながる確率が低い」
と言うよりも説得力があります。
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打ち合わせの効果は思ったよりもすぐに現れて照会・受注共に大きく増加しました。客先別受注金額で 2021年に6位、2022年に7位だったのが 2023年1月+2月で2位になっています。通訳者の手配は各社とも手作業なので、思い出しやすい通訳者・最近起用した通訳者に打診することが多くなります。最終顧客から苦情がない限り前回と同じ通訳者を送り出すのは合理的な判断でしょう。
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通訳者はこのせっかくの機会を生かして最終顧客に十分な(他の通訳者と同等か、わずかでも上の)価値を提供し、通訳エージェントにおける通訳者の価値も高めるよう努力すべきでしょう。
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長い間受注してきた仕事や客先がなくなることもありえます。現在の優良取引先との関係を深め、同時に少しずつ新しい取引先を獲得していくことは商売の基本ですね。
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チーズナンを注文したらピザカッターが出てきました。日本人顧客が何を求めるかに敏感で情報共有が早いネパール人経営ならではですね。