2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧
JAT(日本翻訳者協会)の通訳部門での活動が活発になっています。理事の皆さんの尽力のおかげだと思います。有益な行事を企画していたいてありがたく思います。2013-11-23(土・祝)に InterpretJAPAN 2013 が開催されます。内容はなかなかの充実ぶりですの…
録音教材を数秒流して止め、それを自分で再現する。リプロダクションとして広く知られている練習です。・流れてくる音声を理解しているかが簡単にバレます・流れてくる文を通訳できるなら、再現もできるはずという点で、必要性に説得力がありますね。通訳訓…
この半年ほど、朝日新聞の社説を使って日英のサイトトランスレーション練習をしてきました。・日英対照(有料です。\525/月)・日本的な発想・論理・表現という利点があるいっぽう、・会話的ではない・無難な内容であまり興味がわかないという側面もあります…
緊張が行き過ぎて通訳に悪影響があるという複数講師からの助言を受け、力まずに通訳できるようにと、まずノートなしの英語→日本語通訳練習をしています。材料は何でも良いのですが、やや改まった内容の発表や対話形式のものが良さそうだと思いました。BBC…
自分の訳出をちょっと突き放して(客観的に)聞いてみると、癖がいろいろとあるのに気づきます。英語→日本語の場合・もったいつけ 「…と、なっています」 「…が、予想されます」 こんなふうに、述語の前に一瞬「タメ」が入る。国会答弁の 「とまあ、このよう…
前に進む力・続ける力が大切なのはよくわかっていても、学習を自発的に淡々と進めるのは簡単ではないですね。先達の大きな努力や成功者物語を知ると、その時には「よし、私も」と思うわけですが、学習を続ける姿勢を自分の中に取り込んでいくのはまた別の話…
いつもの徒歩コースにヒガンバナが咲き始めました。新暦では秋分の日。季節は移り変わっていくことを決して忘れないことに改めて驚きます。通訳訓練を続けていくときに迷いや悩みをまったく感じないという方もいるのかもしれません。私はそうした例外とは遠…
もう10年ほど前ですが、神奈川県内で長く続いていた自主英語学習会に参加していました。その当時に学習会活動を続けるにはどうしたらいいかという質問をいただいたことがあります。主催者は次のような基本方針を持っていました。類似の活動をしていらっし…
通訳養成機関(通訳学校)の 2013年10月期募集が始まっています。各校のレベルチェックと体験授業(サンプルレッスン)はおすすめです。かなりよく練った出題ですし、採点も丁寧でした。費用も実質的には格安です(割引やクーポン制度を使って)。学校側は生…
通訳学校の学期の合間にはちょっと時間を取って…。大阪にも行きたいのですが(自動車か高速バス)、時間が取れるかな…。稲穂が重くなっています。台風の風でも倒れないのは品種改良のたまもの。国道147号・148号「塩の道」が日本海に突き当たります。…
通訳学校の講評をもらうときや、日々の練習の折々には「あー、これができない…」「ここが弱いな」「なかなかうまくならないもんだ」「こんな通訳じゃ、私だったら金払えないよね」と思うことばかりですね。ま、それと同時に「あ、なんとかできた」「イイんじ…
通訳学校の学期の合間で一息入れています(ホントはこんな時にこそ勉強すべきなのですが…)。2013年10月期の申し込みを済ませました(インタースクール東京校)。・会議通訳本科 III (週1回コース)・IR通訳コース IIです。早期申し込み割引・並行受講割…
さて、2013-09-13 根本的な問題(聞き取り・理解)1で課題のお話をしました。どう解決していくかを考えています。学習方法について考えるのは大切ですが、ざっくりとで良いと思います。学習方法とその裏付けについては・学術的に(標本調査等で)実証されて…
インタースクール東京校が短期講座「英語実践力養成講座」を開講します。私は同校の回し者ではありませんし、ひいきの引き倒しは避けなければいけないのですが、この講座からは「役立つにおい」が漂ってきます。「英語を聞いて『わかる』って、どんなことか…
インタースクール 東京校 会議通訳本科 II J (月・金の夜)2013年4月期(2013年4月~9月)が終了し、期末評価をいただきました。II J というクラスは月曜・金曜で異なる教材・異なる講師で進めます。同校の通訳教材は「Aサイド」「Bサイド」という2種類が…
以前に偶然見かけてその後探していた記事が見つかりました。renchan*mama さんのブログ「ママとRenちゃんの英語のお勉強」にある「通訳学校の入り方」です。このブログは 2006年に更新が止まっていますが、・英語の力をつけてから通訳訓練を始めるほうがよい…
インタースクール 会議通訳本科 II 2013年04月期が終わり、進級判定をいただきました。2012年4月におそるおそる I Basic の門をくぐってから無事に3回連続での進級です*。同校の会議通訳本科は I, II, III, IV の4段階ですので、真ん中を越えたか、という…
通訳の目的は意思疎通の成立でしょうから、無色透明になるよう努力すべきなのでしょうね。どこかのサイトで見かけた記事で、「通訳にとってもっとも大切なこと」として、聞き手を安心させることだという主張がありました。... the most important thing is t…
オーディオブックお分けするお話ですが、当初のご案内のとおり 2013年9月10日で締め切りといたします。多数の応募をいただきありがとうございます。早々と連絡をしていただいた方にはお待たせして恐縮です。締め切り後に抽選といたしますので、気になるもの…
どんな分野でもそうですが、呼び習わした用語というものが存在します。国語辞典で引いた説明と若干異なっていても、定着して広く使われるとそれが業界標準になっていきます。インターネットの発達で飲食の記録がたくさん出回るようになりましたが、そこでよ…
2013年9月07日実施の講習会「IR会社訪問の通訳」(東京)通訳技能向上センター主催に参加してきました。参加者・講師・教材と三拍子そろった内容のある会でした。ブログ「定年からの通訳デビュー」でモコちゃんパパさんも高い評価をしていらっしゃいます。私…
冴えた訳がパッと出るときもあるかもしれません。聞き手(顧客)が大きくうなずいたりしたらうれしいですね。一度使った表現は別の機会でも出てきやすくなり、一生の友になるはずです。しかし、これを意識的に求めると則殆(すははちあやふし)。予期せぬ脚…
インタースクール 会議通訳本科 II(週2回クラス)もあと1週2回で2013年4月期が終わります。このクラスは通訳技能訓練の基礎レベルといった位置づけで、改まった内容(会議・スピーチ・報道)の逐次通訳訓練が中心です。私の個人的感覚では、このクラスで…
通訳学校の教室に入るとき、ときどき思い出すことがあります。この授業は1回あたり 8,167円である。千円札を8枚扇に広げ、百円玉を2つ乗せて係の方に渡して教室に入っていると想像してみます。1分あたり78円ですね。77秒ごとに百円玉1枚がちゃりん…
日本語の「反省する」はとっさに英語にするのがやっかいな表現かもしれません。意味しているのは・何が起こったか深く考え・自らの過ちがあったかどうか考え・原因に思いを致し・将来の戒めとする等々でしょうか。インターネット上の質問箱でも取り上げられ…
インタースクールの授業で多国籍企業の決算説明会を取り扱いました。予習用に用語集を配ってくれたのですが、これがなかなか優れていて感心しました。いままでにも用語集の配布はありましたが、ときどき首をひねる説明も存在しました。今回の資料は非常に良…
通訳では2言語(あるいはそれ以上)を使いますね。どちらかの言語が意識的に学習した「外国語」(acquired language)である場合がほとんどだと思います。ですから、母語よりもどうしても運用能力が低い。母語が朝起きたときから自動的に走っている(up and…