50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-11-29 よく調べて、考えて選ぼう

健康食品やサプリメント、美容関係の商品には注意深い人でも、なぜか引っかかって買ってしまうのが教育系の商品。

自分が聞きたい言葉で語ってくる広告宣伝には注意するのが基本だろうと思います。

人間はどんな言葉で語りかけてほしいかというと…

  • できたらいいな、ということが
  • あなたにならできるという呼びかけで
  • 大変だ・難しいというのは従来の学習法が間違っているから、という声で


通訳や翻訳を職業として考えるなら、出どころの確かな情報を参考にするといいと思います。まともな会社・組織は
「私にもできたのだからあなたにもできる」
「まずこちらのメールマガジンソーシャルメディアのグループに登録しましょう」
「あなたらしく生きるために」
という勧誘はしていません。

企業名や主催者名、講師名で検索して評判を調べましょう。日本会議通訳者協会日本翻訳者協会の講演やワークショップに講師として出たことがあるかも参考になると思います。

そして、特定商取引法に基づく表示があることは最低条件です。インタースクール、サイマルアカデミー、フェロー・アカデミー、DHCなどもウェブサイト上のわかりやすいところにリンクがありますね。


私が個人的に考えている通訳者への道は以前に書いたとおりです。

2013-02-01 通訳学校に通うべきか

2014-09-27 通訳者速成

 

2020-11-25 遠隔ばかり

遠隔通訳ばかりになったというお話です。


先日は自宅からの遠隔通訳3件という初めての経験をしました。Zoomが2つ、電話が1つです。

その翌日は客先の事務所で遠隔、帰宅後にZoomで遠隔でした。Zoomをはじめ遠隔システムで参加する前には念のためにアプリケーションの更新がなされているかを確認しています。更新の頻度はかなり高いですね。


以下のグラフは今年(2020年)の月別売上です。棒グラフは1か月あたり3本、左が全日、中が半日、右が合計です。私の場合は夏以降に午前・午後を通しての会議通訳の仕事が減り、短時間の仕事の割合が高くなったことがわかります。企業での遠隔会議が主なものです。今年の月間最高売り上げは営業日数の少なかった2月のものになりそうです。

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季節の事情でしょうか。野菜の皿にもやしが多くなりました。そのかわり(?)牛肉が薄切りのおいしい部位になっています。

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2020-11-18 いつも出遅れる

題名通りのお話です。


買い替える前のノートPCは処理能力は高いのですが(2014年のCORE i7)その分消費電力も多く持ち歩くと電池の残量がいつも気になりました。

今年購入した機器のCPUは CORE i5 ですが、Intel の資料によると処理能力は以前の i7 と同じ程度です。それでいてCPUの消費電力は以前の数分の一になっています。たしかにファンが回りません。


電池が長持ちするとPCを持ち歩く生活が変わりますね。
・いままで:電池残容量は作業時間に対して常に不足
・こんど :電池残容量は作業時間に対してたいてい十分足りる

通訳の仕事に出るときに出先のカフェで調べ物やメールの返答をし、現場で資料を画面に出すくらいでは制約はほぼありません。CPUに負荷がかからない資料の表示だけだと電池使用時間が「残り時間 13時間28分」などと表示されます。電池の負担を少なくするためにノートPCのユーティリティーで充電開始を残容量 55%、充電終了を60%にしています。作業が多くなりそうなときには65%まで充電してから出かけます。


自宅で主に使う機器がそのまま外出用になるととても便利です。データ同期の問題もありません。多くの人が薄型のノートを持ち歩いているわけが今になってわかりました。初のスマートフォンを今年(2020年)に使い始めたくらいですので、いつも出遅れています。


近所のアオサギのアオちゃん(仮称)です。

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2020-11-15 60の手習い

必要に追われると学ぶというお話です。


ちょっとした印刷物形式の文書を翻訳したことがあります。原稿はPDFで、さまざまなデザインのページがありました。ちょっと凝っていて
「どうすればこんな見栄えになるのだろう」
と考えあぐねてしまいました。

悩んでいてもしかたがないのでインターネットを検索します。

ありますねぇ。貴重な情報がざくざく出てきました。Microsoft Word にこんなに機能があったとは知りませんでした。図形処理や表の整形でも実にいろいろなことが(知識があれば)可能なのですね。見よう見まねで試していくとだんだんわかってきます。


いままでまったく使わず存在も知らなかったメニューがこんなにたくさん。新しい操作や画面での書式記号も納期に追われると自分のものにせざるをえません。

「しっかり準備運動してから」
というのも一つの方法ですが、
「泳げるかどうか池に落としてみよう」
というのも時と場合によっては効果があるものです。受注したからには完成させねばなりません。

コンピューターの処理能力も増大しているので操作に対する反応が遅いということもありません。単に人間の頭が追い付いていないだけ。


横浜工場で詰めたものは経木のふたを紙ひもで止めてあります。東京工場のものはかぶせぶたに透明なプラスチックフィルム。

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2020-11-09 まだ18%

学校を卒業して働き始めたのが1984年のことです。
過ごした年月を数えてみます。

人事関連  37%
会計関連  26%
通訳業務  18%
海外事業  10%
企業統合   5%
通訳訓練   4%


残された時間を考えると、通訳の仕事で過ごした時間が人事や会計を上回ることはないのですね。永遠の3位。

時間は相対的に短くても、大きな変化を自分で作り出し、自営業者として自らをプロデュースしてなんとか生計を立てて実りのある時間を過ごしてきました。


遠隔会議ではいろいろと仕掛が複雑になりがち。

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2020-11-08 短時間の逐次通訳

短時間の仕事に意外な利点があったというお話です。


遠隔で短時間の逐次通訳をする回数が増えました。会議参加者も遠隔で画面をのぞき込みながらの長時間の参加は疲れるのでしょう。

短時間だと発注側が半日料金以下を求めることもあります。私の立場は
「自分にとって良い条件なら引き受ける」
という主観的で柔軟な(いいかげんな)もの。業務が1時間だからといって一日料金の7分の1では健全とはいえません。いっぽう、資料を読む必要がない(何度も担当している定例会議やよく知っている業界・内容)では1時間の業務で半日料金を請求する合理性は揺らぎます。資料を読む必要がないくらい慣れている仕事はめったにありませんけど(社会保険関係や自分がかつて導入を担当したソフトウェアの通訳という超ピンポイントの仕事が数件あった程度です)。


短時間業務の意外な利点に気づきました。業務の後に自分の訳出をふりかえることがたやすいのです。「あのときのあの発言」をどう訳したかの記憶が鮮明で、改善の余地をしっかりと検討できます。会議全体を通じての流れも容易に思い出せるので文脈に適した訳語や表現を考える機会になります。

地上の会議室よりも遠隔のほうが顧客に通訳者の印象が強く残るようで、良い評価にしろそうでない評価にしろ「振れ幅」の大きい評価をもらえるように思います。初めての顧客から次回に指名を受けることが多くなりました。

ひょっとすると小学校6年生から高校生までアマチュア無線で交信していたことが助けになっているのかもしれません。雑音や混信の中から声を聞いて話を紡いでいく経験が40年後に少しでも役立っているのなら不思議なものです。


低予算型日本そばチェーンの「ゆで太郎」。意外にいけます。ゆで太郎の経営には2系統あるようで、ここはフランチャイズ展開の「ゆで太郎システム」の店。

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2020-11-07 書類の片づけ・年月

探し物が片付けへと変容していく、よくあるお話です。


資格試験の合格証をスキャンする必要がありました。ずっと同じところに保存していたのですぐに取り出せるはず…でした。

ない。

書類置き場を片付けることになってしまいました。問題の合格証はクリアファイルに大切に綴じ込んでありました。関連する書類とまとめていたのですね。

怪我の功名で片付けがはかどりました。以前に学習の素材にしようと保存していた資料にも再会してちょっと自分を責める気持ちになったり。
「すばらしい資料があるのに手を付けていなかった…」


なつかしいものとしてはインタースクール東京校(インターグループ経営の民間通訳養成機関)のプロ速成科を終了したときの修了生の声を掲載した同校の募集要項。ついこの間のことのようです。講師が配った受講にあたっての注意事項も出てきました。


時間の感じ方は不思議なもので、香港での勤務を終えた1990年頃のことは
「ついこのあいだの出来事」
のように感じるのに、通訳者を志してからの数年はゆっくりと過ぎた気がします。インタースクールの講師が言った

通訳でなんとか生計を立てて5年で仮免許、10年で一人前 

に従うと、私はまだ仮免許練習中。たしかにそのように思えます。例えば景気の変動による通訳業界の冷え込みを経験したかどうか。コロナウイルス流行で
「前年実績を大きく割り込む月が続く」
という経験を初めてしました。通訳業界にもっと長くいた人はSARSによる影響(2003年)や金融危機(2007-2009)を経験していて対応も私とは自ずと違ってきます。


イヤフォンジャックにプラグがさせなくなったスマートフォン修理の見積もり連絡がありました。ジャックに異物が入っていたそうです。残念。プラグがさせなくなったときにジャック穴を下にしてそっと振ってみるべきでした。使用者の責に帰す故障なので有償修理です(約5千円)。


酒は飲まない分、茶ではすこし贅沢を。普洱茶(中国標準音:プーアルチャ、広東方言音:ポウレイチャ)の生茶です。高級生茶の試供品を付けてくれました。

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