2018-01-01から1年間の記事一覧
こんな場面を見ると通訳という仕事も悪くないなと思います。 2018年平昌冬季五輪後の小平奈緒・李相花記者会見。おそらく二人だけの時には共通の言語があるのでしょうけど、この場面では同時通訳を通して相手の言うことを聞いています。
今年は通訳業務を210件担当し、同時通訳はその60%でした。来年2019年の業務も年間売上予測の 1/8 (1.5か月分)ほど引き合いがあり、同時通訳が80%となっています。 通訳を発注する企業には国際業務が多く、最近の日本企業の中では業績が伸びているところが…
年末の銀行口座入金を確認し、売掛債権の消込(けしこみ)をして年間の売上・所得税の源泉徴収額を確定しました。 年度計画の達成はぎりぎりかと思いましたが、12月になって決まった業務もあり、見込みをやや上回って今年の業務が終了しました。開業5年目と…
文章作成の手引きとしてすでに古典となった感のある The Elements of Style (William Strunk Jr & E. B. White, 1959)。 古いと言われつつも重要な真実がたくさん詰まっているのも事実。 強い印象を残すのが表題の Omit needless words. 他のことを言うより…
栃木県のとある通訳現場で通訳者仲間から長野県塩尻にあるインド料理店の話を聞きました。 甲府に用事があったので、少し足を伸ばして行ってみました。行ってから気づきましたが、甲府と塩尻ってずいぶん離れているんですね…。そりゃそうだ、山梨県と長野県…
同時通訳の練習をしてなんとなく気になっていたことの姿がつかめてきました。 何か「かっこいい」訳語、または「あれ、どう言えばいちばんいいのかな」と脳が一瞬考えた直後の聞き取りがお留守になります。知らない単語を思い出そうとするのと違って、すでに…
初めて報酬を得て通訳に出かけたのが2014年3月5日。これが出張を含む5日間の業務となり、いろいろな点で心に残る仕事になりました。 しかし、その後しばらく業務の引き合いはありませんでした(エージェントも初歩の通訳者に担当させる手ごろな仕事が見つか…
以前勤務していた建設設備業界大手企業では年末年始のあいさつはかなり伝統的でした。会社内の仕事納め式と仕事始め式にはほぼ全社員が集まりました。 いっぽうフリーランス通訳者となってからはそうした感覚が実に希薄です。年の最後の仕事も最初の仕事も自…
通訳エージェンシーから様々な業務照会をいただきます。ありがたいことです。 ときどき今までの経験から少し外れるものもあります。聴衆が多くなったり、話者が著名だったり、公開だったり、専門の程度が高くなったり。 引き受ける旨返答するときに少し勇気…
今年もまもなく終わります。私はおそらくあと3件の業務で仕事納めとなりそうです。来年の事業計画を考えるためにいままでの実績を確認してみました。 ▼年間の業務件数と売上(狭義の通訳報酬のみ--拘束料等は含まない)※ 売上は 2015を 100 とした割合 2014…
数日間のどがいがらっぽく、ときどき声が枯れそうになるときがありました。幸い熱っぽさや体のだるさはありません。気温が下がってきたためでしょうか。 そんなときにも通訳の仕事が続きました。 こんなときには暖かくして早く寝るに限ります。資料にはざっ…
民間通訳者養成学校 インタースクール で知り合った方と思いもかけず同席通訳者として仕事をしました。とても優秀な方だと思っていましたが、さらに磨きがかかっていました。流れが良いだけではなく思慮深さが随所に現れる良い訳を聞かせてもらいました。あ…
このブログを読んでいますよ、と知らせてくれた通訳者さんがいらっしゃいます。以前に3回ほど現場でご一緒しています。いろいろと貴重な情報も分けていただきました。 今月の出張先でも意外な共通点のある通訳者さんと知り合いになりました。 さらに、先日…
いままでなぜか縁のなかった産業の通訳が3週間に3回、それぞれまったく別の受注経路・別の客先・別の事業形態で担当しました。不思議なこともあるものです。 事業形態が異なるのですが、同じ産業なので使われる用語・概念にはかなり重なりがあります。3回…
日本会議通訳者協会主催の「会計知識『基礎の基礎』ワークショップ」(東京・全日・日本語)が良い評価をいただけたようです。 このワークショップは私が企画・準備・実施したのでとてもうれしいですね。 会計の入門書には良質で読みやすいものあるのですが…
今は昔。パソコン通信というものがありました。従量制課金でインターネットにつないでいた時代。モデムでデジタル・アナログ変換をしてNTT電話回線でデータのやりとりをしていました。電話代の高さで家庭騒動になるのも珍しくなかったですね。 そんなとき…
風呂で何気なく左太ももの裏を手で触れたら何かできています。ブツブツが…。 そして、翌日になると歩くときに左足が重いような痛いような感じがします。 帰宅して手で触れてみるとブツブツの範囲が広がっています。ああ、これはたぶんアレじゃないか。帯状疱…
仕事の照会を受けたとき、内容や分野によっては「請けてだいじょうぶだろうか」「背伸びしすぎると痛い目に遭うのではないか」といろいろ考え、総合的に「お客様に迷惑をかけず、できるだけの価値を提供しよう」と覚悟するときもあります。 客先から資料が出…
今年の後半に新しい分野や踏み込んだ内容の業務が増えました。最近になって取引を始めたエージェンシーや通訳者仲間の取次ぎによる場合が多いですね。 受注経路が変われば業務の内容・形態も変わります。いつも同じスーパーマーケットで買い物をしていると、…
現場に行っていつも組む同席通訳者とちょっとしたことを話す。または久しぶりに組む人と「その後どう?」と声を掛けあう。 現場で一緒にならなくてもスクールやその他の集まりで親しくなった人とやりとりをする。 そんなときに聞く他の人の考えや経験はとて…
午前中で終わる仕事が無事に終了。天気も良かったので1駅歩いて南インド料理専門店で南インドの定食「ミールス」で昼食にします。 トマトラッサム(辛くて酸っぱいスープ) サンバル(豆と野菜のおだやかなカレー) ほうれん草と豆のカレー 鶏肉のココナツ…
仕事の形態・内容が多様な一週間でした。 なじみのある産業でもお客さんの層が違ったり内容が深かったり。 まったく新しい、今後注目されるであろう分野も通訳者仲間の紹介で担当することができました。わずか2回しか一緒に仕事をしていないのにありがたい…
今から来年の問い合わせがあるなんて私もけっこう売れてきたのかな、なんて思っていたら、もう11月も中旬ではないですか。問い合わせがあるのも当然です。 手帳を買う時期ですね。 手帳というと年次計画です。通訳専業になった2014年から年末になると翌年…
言語の運用能力こそが大切だと説く人あり。 関連知識が欠かせないと強調する人あり。 でも、おそらく通訳者は皆わかっていると思うんです。「すべて大切」「通訳は究極の合わせ技」 強力な文法解析力がなければ聞いたそばから理解はできませんし、自然な表現…
日本語を他人に聞いてもらうように話す訓練をしていない通訳者(日本語を母語とする通訳者で)なんて危険すぎる。 味見をせずに料理を客に出すようなことはよろしくないですね。 ▼明るい日は歩いていて気持ちがいいですね。
急にある考えに取りつかれています。最近の自分の通訳に少し違和感を覚えています。端的に言って納得できない。この程度の出来では足りない。通訳というのはこんなものではないはず。 どこがどう足りないのか。言葉で表せる部分もあるけど、まだよくわからな…
ぎゅうぎゅうと頭から音がしそうなくらい資料を読んだり周辺調査をしたり。 初めての分野もありますし、経験のある分野でもいままでよりも改まった場で詳細な内容に立ち入る仕事もあります。 仕事の予定を入れるときに少し強気に過ぎたのでしょうか。 いや、…
分野にはなじみがあってもお客さんの顔ぶれと通訳の結果が使われる先がいままでよりだいぶ重いという仕事もあります。 内容はよく知っていても、それを他の人が語るのを訳すのは自分で話すのとは違いますね。 基礎知識が十分な分野で準備をするのは独特の難…
最近デジウェーブという簡易通訳機器(Digi-wave 300シリーズ)を使う機会が何度かありました。米国 Williams Sound 社が韓国で生産している機材です。 できることはパナガイドと同じ。送信機があって受信機があって、チャネルを分ければ別言語の送受信が可…
インタースクールでお世話になった講師・通訳者さんと仕事をしました。それも1週間に2回。少し久しぶりです。 常設の同時通訳ブースに初めて入ったのが同じお客さんの仕事でした。そのときの同席通訳者もこのお世話になった方。 思い出深い場所です。 ▼「…