50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2023-01-23 歳をとるということ

ああ、私は61歳なのだなあ、と思ったお話です。


昨年2022年のいつごろからか、日によって寝床に入ると動悸が気になるときがありました。胸に手を当ててみると規則正しい拍動の合間に不規則な拍が入ります。数分の間に気にならなくなりすぐに寝てしまいます。

今年になってから上りの道を歩くときや歩調を速めたときにも同じような動悸を感じるようになりました。しばらく歩き続けると気にならなくなります。走ったときに脈拍が速くなるあの感じとは少し違います。


明らかに変化があったので医者に診てもらったほうがよかろうと地域の中核病院に出かけました。かかりつけ医の紹介状がない場合の初診料は 4,400円でした。自分の用ではめったに病院に行かないのでいろいろと新鮮です

その日は循環器科がすいていたようで、流れ作業で

  1. 血液
  2. 心電図
  3. 心エコー(超音波による画像検査)
  4. X線撮影

の一巡を待ち時間なしで済ませることができました。検査技師の慎重さ、手際の良さ、集中力と確かな技能に感心します。検査結果を元にした医師の診断は「まったく異常なし」。年齢的に不整脈は出ることもあり、大きな変化がなければ安心していてよいとのことでした。


人間は不思議なもので、そう聞くと足取りも軽くなって帰りはバスに乗らず1時間ほど歩きました。翌日から寝付くときも歩くときも最近ほど動悸を意識しません。身体の具合には精神の影響も大きいと改めて思い至りました。


同年代の友人・知人のうち数名が脳血管疾患で後遺症が残っています。かつての勤務先で直接仕事上のかかわりがあった人のうち50代・60代・70代前半で亡くなった人もかなりの数になります。通訳学校に通い始めたときには「人生後半だから」と思っていましたが、いまや「人生終盤の入り口」と思っておいたほうがよさそうです。


今年2023年は深夜・早朝の仕事は原則として請け負わないことにします。事後の体調回復にずいぶん時間がかかるようになりました。若いころとははっきり違います。


横浜市緑区の「ルシ インドビリヤニ」のノンベジミールス(肉も使った定食)。

ミルク紅茶がこの器で出てくると雰囲気があります。