通訳
コロナウイルス流行で通訳業務の総量が減り、初めての仕事(顧客や業界)の問い合わせが少なくなったと感じていました。ところが最近になって少し変化を感じています。 ▼意外に多いのが・2019年までは会場に集まっていた・2020年はやむなく会をとりやめた・2…
ブログの表題は「50歳」なのですが、筆者は今年で60歳になり、通訳で生計を立てています。 いまのところ仕事の種類も少しずつですが広がっていて、いろいろな可能性を感じています。いままでも思いもよらなかった出会いや展開がありました。これからもき…
受注が少なくなったというお話です。 昨年(2020年)のいまごろは受注が急減して不安になっていました。売り上げは3月に2月の数分の1まで落ち込み、4月の月間売上は2017年以来最低額。 しかし2020年5月にやや回復し、そこから7月まで低調、8月からかなり業…
「検査の結果、新型コロナウイルス陽性でした」と言われたとしたら、いっしょうけんめい心当たりを探るでしょう。あのときカフェで隣にいた人か、散歩のときにすれ違ったあのジョギング中の人か…。 通訳業務でも、エージェントから「お客様が次回から別の通…
昨年(2020年)の4月は月間売り上げが2017年以来最低の月でした。当時はどうなることかと思いましたが、今年の4月は開業以来第5位の月になりました(直前の3月が月間売上で過去最大)。 月間の業務日(仕事があった日)が18日、業務回数が 27回。長期出張で…
新型コロナウイルス流行で通訳業界にも大きな変化が生まれる可能性のお話です。 ▼多くの通訳者と同様、在宅で仕事をすることが多くなりました。2021年1月から3月の業務の約8割が在宅です。顧客の事務所で仕事をするときもすべて通訳者専用の部屋で遠隔会議に…
「なんとなく」の印象は事実と異なるときがあるというお話です。 ▼昨年(2020年)は4月から売り上げが大きく落ち込みました。なんとか生計を立てるだけの業務日数になったのは8月からです。それ以来「仕事の量が減った」という経験が強く心に残っていました…
周期の長い変化の中に周期の短い変化が入っているというお話です。 ▼2021年3月の月間正味売上(税抜・交通費や拘束費を除外)が2014年の開業以来第3位でした。半日の業務が多かったので件数は28件。 数字だけを見るとコロナウイルスの影響をほとんど感じない…
訳語は保守的に、用心深く出したほうが安全というお話です。 ▼「加工」・「工作」・「製造」がそれぞれ特有の意味を持つ企業があるかもしれません。「製品」・「商品」・「完成品」・「品目」の意味は違うかもしれません。 事前資料がないときにはとりあえず…
自営業(フリーランス)の年収額についてはご用心というお話です。 ▼「あなたも翻訳家になれる」といったウェブ広告が常に出回っています。「経験1年で年収XX万円」などと景気の良い話もしていますね。 経験年数についてはとりあえず置いておいて、年収の定…
仕事でご一緒した通訳者の紹介で2019年に登録したエージェントがあります。 いくつか仕事をしましたが、2020年にコロナウイルス流行とともに業務がほぼなくなりました。それでも同社の方針として登録通訳者と連絡をとり、面談をしているとのこと。 面談は私…
コロナウイルス流行の影響が大きかった2020年に年間売上が生涯最高になった通訳者仲間もいました。影響を受けない通訳形態(放送など)が専門というわけでもありません。 全体の需要が少なくなってもある程度の仕事は発生しているので、顧客やエージェントが…
売上が2019年と同水準になったというお話です。 ▼開業以来年間最大の売り上げを記録したのが 2019年です。 そして2021年の1月から3月までの売り上げが2019年の同じ期間に並びました。3月の業務が増加したためです。2019年に年間売上の内訳で首位だった客…
あわてるな、というお話です。 ▼このブログで何度か引き合いに出している通訳学校講師のことば: 5年で仮免許、10年でなんとか水平飛行 ふりかえってみると本当にそうだと思います。 ▼たいていの職業では、新規市場参入者はどこでもいいから「もぐり込む…
通訳者の世間話で最近よく聞くのは「コロナ禍でも仕事はある程度確保しているが、『思ってもみなかった仕事』や『いつかしてみたいと思っていた仕事』の照会がすっかり減った」ということです。 ▼私もまったく同感です。「あ、こんなの来たか!」という小さ…
初めて組む通訳者と担当する仕事が少なくなったというお話です。 ▼今年(2021年)は1月から業務量がかなり増え(2020年比)、2019年の水準にかなり近くなりました。自営業としてなんとか持続可能な感じがしてきました。昨年は3月、4月に史上初の緊急事態…
コロナウイルス流行で突然一般的になったオンラインセミナーについてのお話です。 ▼通訳学校で講師をしたのが 2018年3月まで。その後しばらく間が空き、2020年の3月に通訳業務を顧客から直接受注するときの注意点についてオンライン講習会を実施しました。同…
私の場合には反応を少し鈍くするくらいが続ける秘訣のようだというお話です。 ▼通訳をすると毎回必ず反省材料があります。細かいものもありますが、ときには別の訳文を出していたほうが明らかに良かったというときもあります。 そんな場面にどう対処したらよ…
会計記録の扱いにもいろいろな方針があるというお話です。 ▼企業勤務時代に会計を担当したことがあるので会計記録や確定申告は自分でしています。使っている会計ソフトウェアは株式会社コラボの「わくわく財務会計」です。複式簿記に親しんでいる人にとって…
コロナウイルス流行で通訳業界は大きな影響を受けていますが、広義の会議通訳の需要は旺盛というお話です。 ▼私の場合、2014年に通訳専業として事業を始め、市場で認知度が高まるにしたがって売り上げは年々伸びていきました。2019年の純利益が企業勤務時代…
コロナウイルス流行はてごわいというお話です。 ▼当ブログを読んでくださるみなさま、いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。 今年は 1月6日が初の業務になりました。2021年分で約40件の通訳業務予定(受注残)を持っての年越しです。私…
「あなたでも▲▲歳から通訳者になれます」という論調の投稿はこのブログにないはず、というお話です。 ▼何かを習得し、それによって成果を上げるにはある程度の時間が必要です。長い短いの個人差はあると思いますが、通訳で考えると年単位で考える必要があり…
主流の技術が大きく変わるとき、その提供者も変わることが多いというお話です。 ▼真空管を製造していた企業がLSI製造にうまく移行した例はないようです。航空エンジン産業でもガソリン機関メーカーがガスタービン(ジェット)に主力を移してうまくいったのは…
年末に意外な展開があったというお話です。 ▼2020年6月6日に年間の売上(通訳報酬)目標を下方修正しました。コロナウイルス流行で4月の数字が大きく落ち込んだためです。 不思議なもので、半年後の12月後半に累計受注額がその数字にかなり近くなりました。…
資料の読み方にもいろいろあるというお話です。 ▼英語のプレゼンテーションを和訳する業務がいくつかありました。改まった席のものから組織内の発表のようなものまでいろいろと。資料をよく読む必要があると判断しました。まず実際に通訳するつもりでサイト…
久しぶりに宿泊を伴う遠隔地の仕事がありました。交通費の精算もなんだか懐かしい作業です。ありがたいことに移動中は雨に降られませんでした。 ▼国際会議場での仕事も登壇者が会場に来たり来られなかったりで遠隔の要素があります。場合によると時差の関係…
遠隔通訳ばかりになったというお話です。 ▼先日は自宅からの遠隔通訳3件という初めての経験をしました。Zoomが2つ、電話が1つです。 その翌日は客先の事務所で遠隔、帰宅後にZoomで遠隔でした。Zoomをはじめ遠隔システムで参加する前には念のためにアプリ…
題名通りのお話です。 ▼買い替える前のノートPCは処理能力は高いのですが(2014年のCORE i7)その分消費電力も多く持ち歩くと電池の残量がいつも気になりました。 今年購入した機器のCPUは CORE i5 ですが、Intel の資料によると処理能力は以前の i7 と同じ…
必要に追われると学ぶというお話です。 ▼ちょっとした印刷物形式の文書を翻訳したことがあります。原稿はPDFで、さまざまなデザインのページがありました。ちょっと凝っていて「どうすればこんな見栄えになるのだろう」と考えあぐねてしまいました。 悩ん…
学校を卒業して働き始めたのが1984年のことです。過ごした年月を数えてみます。 人事関連 37%会計関連 26%通訳業務 18%海外事業 10%企業統合 5%通訳訓練 4% ▼残された時間を考えると、通訳の仕事で過ごした時間が人事や会計を上回ることはないのですね。永遠…