コンデンサーマイクからダイナミックマイクに変更したというお話です。
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以前にマイクロフォンについて少し書きました。
新型コロナ肺炎流行が始まった頃に Blue yeti NANO というUSB接続のコンデンサーマイクを使い始めました。外国の通訳プラットフォームに登録したところ、「プラットフォーム運営者はリモートデスクトップ機能で通訳者のコンピューターに接続されているUSB機器を調べることがある」という条件だったので、推奨されているマイクなら無難だろうと思ったのが第一の理由です。低~中価格帯のコンデンサーマイクとしては高評価なのも安心材料でした。
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講師を担当したセミナーで「声がよく聞こえる」という評価をいただきました。USB接続のコンデンサーマイクなので本体内に A/Dコンバーターを内蔵しているわけで、そのチップがビジネス向けPCのオンボードチップよりは(少しは)高級なのかもしれません。
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コンデンサーマイク、それもダイアフラム(振動版)がそれなりの直径のものはかなり鋭敏です。通訳者の声をみずみずしく伝えるいっぽう、紙をめくる音やキーボードの音、室内外の音もかなり拾います。米国の通訳プラットフォーム運営会社のエンジニアからエアコンのファンの音を指摘されました。私の作業場所だとエアコンのファンは横手にあるのですが、マイクの単一指向性がやや鈍いか、または空気の動きがマイクに当たって(いわゆる「吹かれ」)いるようです。
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対応策としてはヘッドセットのマイクを使うか、ダイナミックマイクを試すかでしょうね。ヘッドセットのマイクはダイアフラムがごく小さく、音質は劣ります。短時間なら音質はあまり気にならなくても、セミナー等で時間が長くなると聞き手は疲れを感じるはずです。
ということでダイナミックマイクの検討を始めました(続く)。
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2012年4月にインタースクール東京校に通い始めてからずいぶん立ち寄ったドトール赤坂一丁目店。
いつもの散歩道にはあじさいが咲きます。