「センミツ」
という表現があります。対象を絞り込まずにダイレクトメールを送ると反応は千通に三件あれば良い方だという意味でも使われます。
おそらく2つの意味があって
・三つしかないのだから、声を掛ける相手は絞り込まねばならない
・三つ反応があるのだから、あきらめずに声を届け続けねばならない
両方に真理があると思います。日常のさまざまな場面を足し合わせていくと機会はすぐに千件くらいになりはしないでしょうか。そして、そこで出会う三つの機会が複数回発注につながることも意外に多い。
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日本語・英語の組み合わせ以外の通訳者の紹介で仕事を引き受けることがありました。
事例1:
X語・日本語の通訳者がいつもの顧客から
「次回はX語だけでなく英語の発言もあるので日英通訳が必要」
と連絡を受け、知り合いの日英通訳者に相談。その日英通訳者が日程の関係で引き受けられないので私を紹介。
事例2:
通訳者の集まりの飲食店でいくつかのテーブルに分かれて着席。私はたまたまY語・日本語の通訳者が多いところに座る。私もY語は学習したことがあるので楽しい話ができました。その席にいた通訳者の顧客が上の事例1と同様に日英通訳が新規に必要になる。
「あのとき隣に座っていたのは日英通訳者だった」
と思い出して私に連絡。
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両方の事例とも顧客(通訳需要者)が私を直接知っていたわけでもなく、日英通訳者の手配の方法になじみがなかったわけです。通訳者がウェブサイトを作ったり動画投稿をして販売拡大の努力をしなくても「確かな筋」の仕事はたいてい
「そういえばあの人に尋ねてみよう」
「そういえばあのとき日英通訳者もいたな」
という流れでやってくるように思います。
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まずダイコンを自分でおろして待て
そば到着
最近使った貸し会議室に「もてなしの心」を感じました。