2021-01-01から1年間の記事一覧
ブログの表題は「50歳」なのですが、筆者は今年で60歳になり、通訳で生計を立てています。 いまのところ仕事の種類も少しずつですが広がっていて、いろいろな可能性を感じています。いままでも思いもよらなかった出会いや展開がありました。これからもき…
受注が少なくなったというお話です。 昨年(2020年)のいまごろは受注が急減して不安になっていました。売り上げは3月に2月の数分の1まで落ち込み、4月の月間売上は2017年以来最低額。 しかし2020年5月にやや回復し、そこから7月まで低調、8月からかなり業…
「検査の結果、新型コロナウイルス陽性でした」と言われたとしたら、いっしょうけんめい心当たりを探るでしょう。あのときカフェで隣にいた人か、散歩のときにすれ違ったあのジョギング中の人か…。 通訳業務でも、エージェントから「お客様が次回から別の通…
一般社団法人日本会議通訳者協会(JACI)が毎年選定する「特別功労賞」。今年2021年の受賞者は手話通訳者の川根紀夫さんです。 すばらしい受賞コメントが寄せられています。 第4回JACI特別功労賞 受賞者コメント ▼私にとって通訳の価値、可能性についていろ…
翻訳フォーラム主催のシンポジウムのお知らせです。 気鋭の翻訳者の集まり「翻訳フォーラム」は NIFTY SERVE(コンピューター通信)の FHONYAKU(翻訳フォーラム)が前身(というかその継続)だと理解しています。 2021年5月16日(日)にオンラインで午前・…
【本ブログの筆者は日本会議通訳者協会の会員であり、今日の投稿は同協会の催しの宣伝です】 一般社団法人日本会議通訳者協会が主催する日本通訳翻訳フォーラム2021の受付が始まっています。 昨年「日本通訳翻訳フォーラム2020」として初めて「通訳翻訳」の…
昨年(2020年)の4月は月間売り上げが2017年以来最低の月でした。当時はどうなることかと思いましたが、今年の4月は開業以来第5位の月になりました(直前の3月が月間売上で過去最大)。 月間の業務日(仕事があった日)が18日、業務回数が 27回。長期出張で…
新型コロナウイルス流行で通訳業界にも大きな変化が生まれる可能性のお話です。 ▼多くの通訳者と同様、在宅で仕事をすることが多くなりました。2021年1月から3月の業務の約8割が在宅です。顧客の事務所で仕事をするときもすべて通訳者専用の部屋で遠隔会議に…
「なんとなく」の印象は事実と異なるときがあるというお話です。 ▼昨年(2020年)は4月から売り上げが大きく落ち込みました。なんとか生計を立てるだけの業務日数になったのは8月からです。それ以来「仕事の量が減った」という経験が強く心に残っていました…
電子会議室2回線の同時通訳の設定についてのお話です。 ▼コロナウイルス流行の前もありましたが、最近になって一段と増えたのが「実況中継型」同時通訳。 日本人が主体で日本語進行の会議を外国人参加者に伝えていくのが主目的の通訳です。状況としては以下…
周期の長い変化の中に周期の短い変化が入っているというお話です。 ▼2021年3月の月間正味売上(税抜・交通費や拘束費を除外)が2014年の開業以来第3位でした。半日の業務が多かったので件数は28件。 数字だけを見るとコロナウイルスの影響をほとんど感じない…
訳語は保守的に、用心深く出したほうが安全というお話です。 ▼「加工」・「工作」・「製造」がそれぞれ特有の意味を持つ企業があるかもしれません。「製品」・「商品」・「完成品」・「品目」の意味は違うかもしれません。 事前資料がないときにはとりあえず…
自営業(フリーランス)の年収額についてはご用心というお話です。 ▼「あなたも翻訳家になれる」といったウェブ広告が常に出回っています。「経験1年で年収XX万円」などと景気の良い話もしていますね。 経験年数についてはとりあえず置いておいて、年収の定…
仕事でご一緒した通訳者の紹介で2019年に登録したエージェントがあります。 いくつか仕事をしましたが、2020年にコロナウイルス流行とともに業務がほぼなくなりました。それでも同社の方針として登録通訳者と連絡をとり、面談をしているとのこと。 面談は私…
コロナウイルス流行の影響が大きかった2020年に年間売上が生涯最高になった通訳者仲間もいました。影響を受けない通訳形態(放送など)が専門というわけでもありません。 全体の需要が少なくなってもある程度の仕事は発生しているので、顧客やエージェントが…
売上が2019年と同水準になったというお話です。 ▼開業以来年間最大の売り上げを記録したのが 2019年です。 そして2021年の1月から3月までの売り上げが2019年の同じ期間に並びました。3月の業務が増加したためです。2019年に年間売上の内訳で首位だった客…
あわてるな、というお話です。 ▼このブログで何度か引き合いに出している通訳学校講師のことば: 5年で仮免許、10年でなんとか水平飛行 ふりかえってみると本当にそうだと思います。 ▼たいていの職業では、新規市場参入者はどこでもいいから「もぐり込む…
通訳者の世間話で最近よく聞くのは「コロナ禍でも仕事はある程度確保しているが、『思ってもみなかった仕事』や『いつかしてみたいと思っていた仕事』の照会がすっかり減った」ということです。 ▼私もまったく同感です。「あ、こんなの来たか!」という小さ…
初めて組む通訳者と担当する仕事が少なくなったというお話です。 ▼今年(2021年)は1月から業務量がかなり増え(2020年比)、2019年の水準にかなり近くなりました。自営業としてなんとか持続可能な感じがしてきました。昨年は3月、4月に史上初の緊急事態…
コロナウイルス流行で突然一般的になったオンラインセミナーについてのお話です。 ▼通訳学校で講師をしたのが 2018年3月まで。その後しばらく間が空き、2020年の3月に通訳業務を顧客から直接受注するときの注意点についてオンライン講習会を実施しました。同…
英語通訳塾というオンライン通訳学習講座のお話です。 ▼おそらく通訳学習者の集まりとして日本で最も熱量が高いように思います。 英語通訳塾、はじめます ※募集は終了しています 学習者が交代で学んだことをかなり深く考察して記録しているのも大きな特徴で…
日本翻訳者協会(JAT)の通訳関連オンライン講習会のお知らせです。 2021年2月19日 6:30 pm - 8:00 pmオンライン 自宅からのRSI 〜高音質な同通環境のつくり方〜 ▼講演を担当する木本さんとは何度も仕事でご一緒したことがあります。通訳機材に詳しいのです…
私の場合には反応を少し鈍くするくらいが続ける秘訣のようだというお話です。 ▼通訳をすると毎回必ず反省材料があります。細かいものもありますが、ときには別の訳文を出していたほうが明らかに良かったというときもあります。 そんな場面にどう対処したらよ…
会計記録の扱いにもいろいろな方針があるというお話です。 ▼企業勤務時代に会計を担当したことがあるので会計記録や確定申告は自分でしています。使っている会計ソフトウェアは株式会社コラボの「わくわく財務会計」です。複式簿記に親しんでいる人にとって…
コロナウイルス流行で通訳業界は大きな影響を受けていますが、広義の会議通訳の需要は旺盛というお話です。 ▼私の場合、2014年に通訳専業として事業を始め、市場で認知度が高まるにしたがって売り上げは年々伸びていきました。2019年の純利益が企業勤務時代…
書き忘れたことがあるので追加します。 コンピューター内部やネットワーク回線内ではすべての信号がデジタル化されています。例のゼロとイチとの組み合わせです。音声も同様です。 お客さんがマイクに向かって話した声(空気の振動)はマイクの中でアナログ…
さて、具体的に何を用意すればとりあえず用が足りるか、ですが…。 ●高音質は追求せず、通訳専用の場合通訳なら話の内容が聞き手に大きなストレスなしに伝わればそれ以上は求めなくてよいと思います。USBヘッドセットが第一候補。耳を完全に覆うゲーム用は外…
通訳用マイクロフォンでやっかいなのは以下の3点だと思っています。・動作原理が異なる2種類のマイクが共に主流・そのうちの1種類がさらに2つに分かれている・上記の計3種類で接続方法が違う ▼動作原理についてはすでに資料がたくさんありますからまず…
遠隔通訳が一般的になり、通訳者も機器類についてある程度は理解が必要だと思います。まずマイクロフォンについて少し。 ▼何を買うにせよ、自分の使途に合っているかが大切です。自宅で仕事をすることになっても、ナレーションを本業にする人と通訳者はマイ…
コロナウイルス流行はてごわいというお話です。 ▼当ブログを読んでくださるみなさま、いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。 今年は 1月6日が初の業務になりました。2021年分で約40件の通訳業務予定(受注残)を持っての年越しです。私…