50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2021-01-08 見通しの悪さ

コロナウイルス流行はてごわいというお話です。


当ブログを読んでくださるみなさま、いつもありがとうございます。今年もよろしくお願いします。

今年は 1月6日が初の業務になりました。2021年分で約40件の通訳業務予定(受注残)を持っての年越しです。私の場合1月6日からエージェント各社からの照会が入り始めました。1月の件数は昨年(2020年)よりも多く、月間の受注額としては私の過去最高だった2019年1月に迫っています。わずかに安心できたのもつかの間、首都圏で緊急事態宣言となりました。客先事務所に出向いて遠隔通訳をする業務も多く、この形態が影響を受けるかもしれません。そのまま在宅遠隔に変更になるかどうかは予断を許さないところです。


昨年(2020年)は3月・4月で業務量が大きく落ち込みました。今年はどうなるのか楽観はできません。改善の材料としては企業も通訳者も遠隔に慣れたことが挙げられます。昨年に比べると遠隔会議や遠隔セミナーがごく普通のものになっているのが大きな変化ですね。会議や講演、セミナーが実施されれば通訳の需要は発生しますし、通訳音声を遠隔で届ける技術の存在もかなり知られるようになりました。

いっぽう在宅通訳だと移動時間がなく、「拘束時間=正味の通訳時間」となるため従来の「全日または半日」ではなく1時間あたりの価格の建て方を求める顧客(特に日本国外で)も増えているように感じます。


変化は常に生じていますが、世界規模の感染症大流行による影響は非常に大きく急激です。今年は計画を立てて実行するだけでは足りず、現状を知る努力、自分の認知の妥当性の考察、考案した行動案の評価が重要になると考えています。

川が凍って苦労しているアオちゃんもがんばっている。

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