50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2021-01-26 仕事はあります(今のところ)

コロナウイルス流行で通訳業界は大きな影響を受けていますが、広義の会議通訳の需要は旺盛というお話です。


私の場合、2014年に通訳専業として事業を始め、市場で認知度が高まるにしたがって売り上げは年々伸びていきました。2019年の純利益が企業勤務時代の給与賞与年額を超えています(企業年金・厚生年金の現在価値や健康保険の傷病手当金といった福利の価値を勘案していません)。

そして2020年の売上は2月まで好調、3月から大きく減少しました。急変した環境下で客先も会議をどのように実施すべきか考えていたのだと思います。

9月から受注が回復してきて、営業日数が普通の月より少ない12月に年間最高の売り上げを記録しました。

2021年の1月は2019年の同月とだいたい同じ受注高になりそうです。


今後どうなるかはわかりませんが、今のところ仕事の量はほとんど変わらないと感じています。仕事の形態は自宅や客先の事務所での遠隔通訳にほぼ完全に移行しました。会議場や工場、表敬訪問の通訳は完全になくなっています。


通訳者といっても事業形態はいろいろあるので、仕事量の増減について尋ねると人によって答えはまったく違ってきます。仕事がなくなった人、増えた人、変わらなかった人。通訳サービスを提供していた分野によって状況が大きく分かれました。方針が正しい・正しくない、営業努力や技能が優れていた・劣っていたではなく、偶然に支配されたと思っています。


新宿区笹塚の西インドマハーラーシュトラ州ムンバイの料理を出す「プリヤマハル」。インドの神様やインド音楽を流す動画とは無縁のカフェ調の店です。接客が丁寧で物静かでとても印象が良い。料理もかなりのものです。

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ムンバイ名物の軽食風もいろいろ。

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