ブログの表題は「50歳」なのですが、筆者は今年で60歳になり、通訳で生計を立てています。
いまのところ仕事の種類も少しずつですが広がっていて、いろいろな可能性を感じています。いままでも思いもよらなかった出会いや展開がありました。これからもきっと同じだろうと(勝手に)思っています。
通訳養成機関「インタースクール」の講師が言っていた
(開業後)5年で仮免許、10年で水平飛行
というのはかなり正確に実情を表していると思います。業界で5年ほど活動できれば自分に対する需要があることがだいたい証明されるのではないでしょうか。通訳サービスの買い手にとって通訳者に魅力が少なければ売り上げは伸び悩むはずです。
しかし5年では市場にまだ通訳者が知らない領域が多く残っているように思います。その反対に市場の中でその通訳者に出会えていない顧客もいるはずです。突然の不況や世の中の大事件(今回の新型コロナウイルス流行のような)も経験するには10年程度の時間枠が必要です(1991年のバブル景気崩壊、2000年のドットコムバブル破綻、2003年のSARS流行、2008年の金融危機、2020年の新型コロナウイルス)。
私が開業後10年になるのが2024年3月。世の中はどのようになり、私はまだ通訳業を続けているのでしょうか。
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このような状態になる危機はいつもそこに口を開けて待っている…。