書き忘れたことがあるので追加します。
コンピューター内部やネットワーク回線内ではすべての信号がデジタル化されています。例のゼロとイチとの組み合わせです。音声も同様です。
- お客さんがマイクに向かって話した声(空気の振動)はマイクの中でアナログ電気信号に変換されます。
- このアナログ信号は
マイク内部 / オーディオインターフェイス / USBマイクケーブルのコネクター / コンピューター内部
のどこかでデジタル化されます。※ USB接続のマイクならマイク内、3.5mm ミニプラグ=>USB変換器使用ならその変換器内部、3.5mm ミニプラグでPCに接続ならPC内。 - このデジタル信号はコンピューター上のソフトウェアで処理され、ネットワークを通じて通訳者のコンピューターに届きます。
- 再びソフトウェアで処理され、こんどは逆に
コンピューター内部 / USBヘッドフォンケーブルのコネクター / オーディオインターフェース のどこかでアナログ信号に戻されます。 - イヤフォンやヘッドフォンがアナログ信号を空気の振動に変換して人間の耳に聞こえるようになります。
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アナログ → デジタル の変換を担当するデバイスを A/D コンバーター、
デジタル → アナログ の変換を担当するデバイスを D/A コンバーター(DAC) と呼びます。
USBはデジタル信号しか伝えませんので、USBヘッドセットのプラグの部分には A/D・D/A コンバーターが入っています(コンバーターを動かす電源はUSBから受け取っています)。
ですから「USB <--> 3.5mm プラグアダプター」は実は「デジタル <--> アナログコンバーター」なのです。プラグの形を変えているだけではありません。
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コンピューターの 3.5mm ジャックはアナログ信号用です。ここにヘッドセットを差し込むと、ヘッドセットのマイクから届く信号・ヘッドセットのヘッドフォンに送る信号は両方ともアナログです。コンピューター内の D/A・A/D コンバーターがデジタル信号をアナログ信号に変換しています。
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USB接続のマイクは A/D コンバーターを内蔵しています(オーディオテクニカ AT2020USB+ や Yeti など)。この A/D コンバーターがコンピューター内部のコンバーターより高品質なのも「売り」の一つです。
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定期的に呼んでくださる横浜のお客さんのところに出向くときには崎陽軒横浜駅中央店で弁当を買います。「秋」は味が少し濃すぎると感じましたが、「冬」はいい感じです。