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50歳で始めた通訳訓練

昔からの相棒「英語」を使いたい思いに偶然も重なって一念発起。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2017-01-03 メッセージを訳すということ

一言一句を細かく追おうとすると大きな流れを見失うことがあるという警句をよく見かけます。通訳では言葉だけではなく「言いたいこと」を伝えることが重要だといいます。 ここで注意したいのは言葉を捕まえることの重要さを忘れてはいけないということ。 細…

2017-01-02 通訳を続ける原動力(の一部)

鳥飼玖美子「通訳者と戦後日米外交」を読んでいます。日本で同時通訳のさきがけとなった各氏が通訳を始めた事情などを描いた第四章に入ってからぐっと引き込まれます。さらに第五章では登場する通訳者がどのような通訳をし、職業としての通訳をどう考えてい…

2016-12-31 通訳関連の図書--鳥飼玖美子

鳥飼玖美子著「通訳者と戦後日米外交」を読んでいます。 博士論文として英語で書かれたものの邦訳というか、著者本人による日本語書き下ろしですね。 学術論文としての取りつきづらさは冒頭わずかに感じるのですが、論文の中核をなす日本人通訳者からの聞き…

2016-12-29 仕事納め・練習を休む影響

今日が年内業務最終日です。今年の中頃から定期的に通う客先で、年の最後にふさわしく午前中で終了。 今年の売上が確定します。2014年・2015年には同一客先から長期の通訳受託があり、それが売り上げのかなりの部分を占めていました。今年はその部分がほぼな…

2016-12-28 練習は正直

講演を材料に日本語→英語の通訳の練習をしたら、思っていたほどできません。 ちょっと衝撃を受け、いろいろと思い出してみました。 The Economist を素材にして声を出さない文章再現(reproduction)を4年ほど続けている。目で文章を追い、視線を外して唇を…

2016-12-27 臨時幹部会

先日の昼に普段とかなり違う環境のセミナーに参加しました。新しい場所・新しい人・新しい内容です。居心地の良い場所・勝手知ったるところから外に踏み出すことも必要だろうと思ってのこと。精神的にかなり刺激を受けたので、帰り道にちょっとクールダウン…

2016-12-26 札幌で日英・英日通訳ワークショップ

日本会議通訳者協会が 2017年02月05日 に札幌で通訳ワークショップを開きます。 日英・英日通訳ワークショップ in 札幌 同様のワークショップを過去2回東京で実施していますが、たいへん好評でした。 通訳者のための団体が主催するのでいろいろと「こちら側…

2016-12-25 なぜ南アジア料理なのか

通訳者仲間の忘年会に参加してきました。 このブログを読んでいる外国在住の方とお会いしたり、私が通訳者を志すにあたり様々な影響を受けた通訳者が飛び入りで参加したりと意外性もある楽しい会でした。 ▼このブログに なぜインド料理の写真が多いのか とい…

2016-12-23 お得意先様

新しい客先に出向いて通訳をして、ほどなく再度呼ばれることが増えた気がします。偶然なのかもしれませんが…。 「ローテーション入り」して定期的に通訳を提供すると顧客にとっても通訳者にとっても利点があると思います。用語にも慣れますし、顧客の話の展…

2016-12-22 広がる

お世話になっている方々から仕事につながる話をいただきました。異なる人から一週間に2回もそんな話があると不思議な気がしますね。 ▼もしインド料理で返るべき原点があるとすれば、私の場合はアバンティ藤沢店の野菜カレーにナンだと思います。独特の香り…

2016-12-21 旅人をもてなす

高校時代の同級生と8年ほど前に偶然に再会しました。 外国に移住していたのですが、久しぶりに日本に来たときでした。(「帰る」のではなく)。 先日再び来日したのでお互いの予定が許す限りあちこち出かけたり話し込んだり。 ▼旅館の朝食。うるめいわしが…

2016-12-20 外務公務員が通訳するとき

外務省職員が通訳をする際のようすがよくわかる記事がありました。通訳全般についても示唆するところがとても多いと思います。すばらしい投稿だと思いました。 ローコンテクスト社会で<通訳する>ということ――新潟県立大学「政治学入門」授業公開 田村優輝×…

2016-12-19 通訳者が集まる年末パーティー

日本会議通訳者協会がクリスマスパーティーを計画しています。 会員も会員以外も集まる楽しい会で、今年の会場はピザのおいしい店のようです。 通訳クリスマスパーティー 2016 2016年12月23日(金) 自分の周囲の「通訳濃度」を高くしてみませんか。初回は知…

2016-12-17 経験がないと想像が難しい

Chip Heath and Dan Heath の MADE to STICK--Why Some Ideas Survive and Others Die のオーディオブックを聞いています。Amazon.com(米) では 940 件のレビューを集めています。非短縮版(unabridged)なのでCD7枚ですが、事例の省略がない等で理解し…

2016-12-16 南アジア料理部 部活動

四国旅行中は南アジア料理を食べませんでした。 すこし久しぶりにスパイスの入ったものを食べようと、まず座間市の「ビリヤニハウス」に自動車で向かいます。右折して駐車場に入ろうとしたら対向車が左折で同じ場所に入り、2台分の駐車場がふさがりました。…

2016-12-15 休暇(2)

高知市で夜に大雨になり、自動車で行ける焼鳥店を探しました。「炭火焼さんとう」に行きましたが、ここにして良かったと思います。担当してくれた店員の接客が柔軟ですばらしい。注文する都度客が楽しい気分になるほどでした。高知県で飼育している鶏「土佐…

2016-12-14 休暇(1)

お世話になっているエージェントに日程の「ブロック(閉鎖期間)」をお知らせし、休暇を取っています。 すんばらしい通訳案件があったとしても照会メールが来ないので心乱れることはありません…。 2014年10月に仕事で来た高知県に旅行です。同じホテルにしま…

2016-12-09 やがて普通になる

地下鉄を降り、きれいな石張りの地下通路から事務所ビルに入ります。高い天井の広間で入館登録をして、借用したICカードをかざしてエレベーターホルヘ。電子チャイムが余韻を残して鳴ります。機能的なモノトーンのエレベーターのときもあれば、外が見える…

2016-12-05 スポーツからの学び

通訳は演劇や音楽演奏、武術といった時間の流れと共に生まれて消えていく芸に近いと思っています。 これに運動も加えるべきですね。 最近ではリオデジャネイロオリンピックでのバドミントン女子ダブルス。日本の髙橋・松友組の最終セットは鬼気迫るものがあ…

2016-12-03 心にしみる

同じことばを聞いても、聞く時と場合とで受け取る重みが大きく違いますね。最近それを体験しました。インタースクールでお世話になった講師の1人は折に触れて以下のことを口にしていた気がします。 先を行く者は、続く者に道を残すものだ。 先人が付けた道…

2016-11-30 幹部会

インターグループ/インタースクール 南アジア料理研究部の部長と副部長とで通訳現場に出ることができました。 仕事の後にネパール料理店で昼食です。 通訳では副部長がはるかに達人であり先達なのですが、南アジア料理では私が先に騒ぎ始めたので部長なので…

2016-11-28 通訳学校での進級

こんな声を聞いたことがあります。 どうしてあの人が進級して私はしないのか。どうして進級者がこんなに少ないのか。 ▼一歩離れて考えてみるのもいいかもしれません。 講師が受講者の進級を決めるときに考える基準はおそらく2つ。 卒業基準 入学基準 受講し…

2016-11-27 落とし穴は常にそこにある

今までなんとか通訳の場を切り抜けてきたとしても、お客さんの視点では残念な出来だったこともあったことでしょう。 (なんとかなった+顧客に感謝された)/ 通訳の全回数 この数式で得られる数字をなるべく1に近くしていくことが必要でしょうね。そうしな…

2016-11-25 たった一言で「元がとれる」ことがある

日本会議通訳者協会の会員になる大きな利点の一つが過去の通訳フォーラムでの講演動画を見ることができることですね。これが理由で日本の首都圏外や外国からの入会がかなりあります。 今年は通訳フォーラムで録画を担当していて、他の部屋の講演を聞くことが…

2016-11-24 質を高めないと…

通訳者がいなければ相互理解が成り立ちません。 ですから、通訳者は常に「いないより、いたほうがよい」ということになります。 私はこの事実に甘えてはいないだろうか。 本人が外国語を話したとしたら、という正確で自然な訳を追求しないといけないのではな…

2016-11-23 通訳学校で教えてもらっていないこと--原稿

通訳者が原稿を翻訳し、それを読み上げるという業務もあります。 日本企業が日本語で決算説明会をしてその音声を通訳会社に渡し、通訳会社は英語音声を納品するという形式が日本では最も多いのではないかと思います。 こうした業務はエージェント経由が主で…

2016-11-20 通訳学校で教えてもらっていないこと--確認

逐次通訳で話者の話をうまく聞き取れなかったときはどうしましょう。 時と場合とによりますが、第一の選択肢は「聞いちゃう」ですね。 ただ、「いまのところ、もう一度お願いします」では芸がありません。 以前にどなたかに教えてもらったのですが(忘れてし…

2016-11-19 つながる

インドに出張していました。飛行機で連れて行ってまで通訳サービスを所望していただいたのですから、ありがたいことです。 友人にこのことを伝えたら、 インド料理がShiraさんをインドまで連れて行ったと思うと神秘的な感じがしてしまいます。 ということば…

2016-11-14 通訳学校で教えてもらっていないこと--取材

通訳学校で教えてくれないことはいろいろあります。 上級やワークショップなら対応しているかもしれませんが、逐次・同時の通訳演習で通常は手一杯ですからね。 仕事に出ると、意外に早い時期にテレビ取材に巻き込まれ(?)ます。初級の仕事によくある展示…

2016-11-10 英語は世界語

英語会話学校の宣伝文句ではないですが、英語を使うと話せる相手の数はずっと多くなると実感しています。 日英通訳者が他の言語の通訳者と大きく違うのは、通訳するときの顧客の多様性ではないでしょうか。 国別・言語別に思い出してみます…。 ベトナム(サ…

2016-11-09 予想外の展開

通訳の仕事に出かけると、「すべてが思ったとおり」ということはまずありませんね。 事前情報といろいろ違うことがごくあたりまえ。 そりゃまあ、そうです。国際会議でもないかぎり通訳のことまでいろいろ考える余裕がないことがほとんど。ぎりぎりになって…

2016-11-08 コインの両側

どんどんと頼もしい記事が増えている「英語家Mitsukiの通訳ブログ」。 「同時通訳、備忘録」という記事を興味深く読みました。 元の日本語にピタっとくっつきすぎると出来ないんだよなあ。 日本語は英語と大きく違いますから、日本語の単語の意味そのものや…

2016-11-06 通訳者の食事

フリーランス通訳者ですから、業務を請け負って、それを完成させるのが仕事です。会社員(雇用される労働者)と違って、仕事の方法に具体的な指揮命令を受けることはありません。 裏を返すと、仕事に必要なことは自分で準備するということですね。 特に指示…

2016-11-05 新しい分野・形態

今までに経験したことのない分野の仕事が続きます。 「そういえば、世の中こういうことでも通訳って必要だよねぇ」という感じで…。 通訳の場というか形式も、実にいろいろあるんですね。原音声がどこからどうくるのか、訳出音声をどこにどう送るのか。 ▼朝の…

2016-11-03 偶然

急に気温が下がってきました。夏物のスーツを着る日はほとんどなかった気がします。盛夏の間に伺った客先の多くは「クールビズ」で上着なしのところが主でした。これは近年の日本の気候を考えると合理的ですね。そして急に肌寒くなり、シャツ姿から一気に冬…

2016-11-01 大切ではありますが

通訳学校に通っていたときの記憶が希薄になりつつあります。修了して1年半以上になりますし、経験した仕事の印象が強いためかもしません。 初めての授業から同じクラスの仲間や講師についてはあまり気にしていませんでした。気にすべきは自分の訳が第一で、…

2016-10-31 評価は相対的なことが多い

初めてエージェントの仲介で出て行った仕事は低リスクのものでした。 買い手・売り手が初めて顔を合わせる商談会です。 お互いに商売して得があるかを探る場面なので、込み入った話になる確率はかなり低い。万が一通訳技能その他で通訳者に問題があっても実…

2016-10-29 都心の南インド料理

インタースクール/インターグループ 南アジア料理研究部 部長 を僭称しています(あくまで冗談の類です。念のため)。 通訳では恩師にあたる方が副部長なのですが、都心で仕事をする機会が多いので最近は部長を超える活躍をしているようです。蒲田のDや大…

2016-10-27 Camaraderie

"Drinking from a firehose" (注)のような同時通訳を担当しました。時間は短くてもすぐに疲れてしまいます。 仕事の後に同席通訳者といろいろとお話をしました。厳しい現場を乗り切ると、その時間・空間を共有したという仲間意識が生まれますね。 * drinki…

2016-10-26 これが許されない

「もう一回聞かせてください」 ▼さあ、乗り込みます。

2016-10-25 一つずつ、しかない。

このブログでは何度か「通訳者になるための学習に費やす時間は短くしたい」と書いてきましたが、ものごとは一足飛びとはいきません。進む先にドアがあったら、一つずつ開けていくことになります。その過程でなるべく効率を上げようとは考えますが、目の前の…

2016-10-22 していないこと

「純国産」留学経験なし。50歳過ぎてから通訳者になりました! という点を強調するつもりはありませんし、今後もおそらくしないと思います(このブログからそういう「におい」がするとしたら、それは私の不徳の致すところ)。 なぜか。 通訳者として売り込…

2016-10-21 断らない

何かをしてみると新しいことが見えてきます。 丘の上まで登ると今まで見えなかった光景が広がるのに似て。 あきらかに脇道だとわかったり、自分に不利になりそうだったり他人に迷惑をかけそうでない限り、通訳関係での私の返事はいつも「はい」です。 企業勤…

2016-10-20 正解はたぶんその間にある

通訳での訳語・表現の決定は瞬時です。 What is the make and model of the car? (何ていう自動車ですか)という質問が英国人からあり、マーチです。と日本人が答えたとしましょう。 この答えをどう訳すか。 It is NIssan's March.(マーチです) It's a Ma…

2016-10-16 PDF文書を印刷できないとき

通訳の資料を PDF (Portable Document Format) で受領する場合も多いですね。 PDFを読めるけれども印刷できない経験をしました。解決方法を記録しておきます。 【状況】 通訳資料としてクラウドストレージから PDF をダウンロードした。 Adobe Acrobat Reade…

2016-10-12 ノート取りの練習をしていない

日本語の議事進行を英語で「実況中継」するような仕事がたまたま重なり、肩慣らしとして同時通訳の練習に偏っていました。 そういえばノートを使った逐次通訳の練習をしばらくしていません。 仕事で逐次通訳をすることもありましたが、さほど問題は感じませ…

2016-10-12 いろいろなところでつながっている

首都圏をずいぶん離れた現場で通訳をしたら、通訳を発注した企業がその顧客の本社で会議をすることになり、通訳者として呼んでもらったことがあります。ヘルメットをかぶって水たまりをよけて歩いていた通訳者が革張り椅子の会議室に進出です。 作業レベルの…

2016-10-09 新しい仕事・以前からの仕事

なぜか予定が入らずに空いてしまった日がありましたが、新しい分野で仮の業務依頼が入りました。しかし数日後にその予約が消滅。忙しいことだと思っていたら以前からのお付き合いの顧客からその日の臨時の業務依頼がありました。 結果としては事情がわかって…

2016-10-06 認めたくないが、気力の衰えか

以前の勤務先で2007年から国際部門の業務を3年間担当しました。 勤務場所も少し変わったので、「ランチ探検隊」として毎日新しい店で昼食を取ることにしました。今日行く店は昨日行った店の隣です。そこに選択の自由はありません。 普通だったらまず入らない…

2016-10-05 仕事の入り具合

9月はぎっしりと予定が入りましたが、10月の予定表ははかなり「虫食い」でした。ところが10月になってから打診が相次ぎ、かなり埋まってきました。 5~10年前と比べると通訳の予約の入りが「荒っぽくなった」という声をよく聞きます。1か月・2ヶ月…