2017-01-01から1年間の記事一覧
イカロス出版の「通訳翻訳WEB」のコラムに平松里英さん(日本会議通訳者協会会員)の記事「第5回 海外のエージェントについて」が掲載されました。 なんとなく気になる海外顧客・海外エージェントについて実際の体験から貴重な情報を公開していらっしゃいま…
通訳者として初めての仕事(2014-03)に出る直前にタブレットを購入しました。スマートフォンを使っていないので出先での調べものや資料確認用です。 当時人気だった Google の Nexus7 に OCN One(定額LTE)を組み合わせました。 早いもので3年半が経過し…
通訳者のブログをご紹介します。最近始まったばかりのようです。 Eri Chiba さんの「ベテラン通訳者への道」 通訳学校で講師もしていらっしゃるようです。学習についての記事もあるので多くの方にとって得るもののあるブログではないかと感じます。 Eri Chiba…
知っている人たちとなじみの場所で好きなものを飲んだり食べたり…。これは実に安心で楽しい。私にとっても大切な時間の過ごし方のひとつ。 それと同様に大切にしたいのが自分の行動や知識・経験の範囲を少し広げてみること。 通訳の道に踏み出すとき、時間的…
通訳という仕事は、現場に出てしまえば短距離走。スプリント。位置について。用意。さあ。抜群の走りをしても転んでしまっても、時間が経てば必ず終わります。 企業内部の会議で通訳をすると、終わったときの足取りはどうしても軽くなります。自分の通訳の出…
どれだけ誠実に訳せるか。毎回の通訳が試験というか、試練だと感じています。表面の言葉の流れが良くて心地よく聞こえる訳でも、原文から微妙にずれていては価値がありません。かといって聞いたときにゴツゴツしていたり早口に過ぎたりするのでは伝わりませ…
東京駅八重洲口近くには南インド料理店が3軒。ダバ・インディア、ダクシン、エリックサウスです。 この周辺で昼食にすると上記3店が候補になるのですが、先日はブルガリア料理の「ソフィア」に初めて行ってみました。ダクシンと同じビルなので南インド料理…
ものごとが順調に運んでいるときにはもちろん喜ぶべきですし感謝するときでもあります。 しかし、 好事魔多し というのもかなり真実かと思います。 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しから…
二週間で3回新幹線で往復しました。荷物を持っての移動で少しずつ疲れますね。おまけに暑い…。 意識して休むようにして、いつもの川辺の散歩も早朝だけにしました。そもそも川の水が干上がっています…。 疲れる前に休むのが必要な歳になってきたことを忘れ…
通訳学校に通っていたとき、講師の訳をノートしたことは3年間で1回だったと記憶しています。「ああ、その手がありましたか」と思ったとき。 通訳訓練課程で講師の訳例を聞いてせっせとノートしているようでは危ういと思うんですね。とっさに出てこなくても…
当日移動だと少し無理がある場所に2週間で3往復しました。交通費と宿泊費とでかなりの額になりましたが、それでも発注していただいたのをありがたく思います。 うれしいことに友人の居住地でしたので、納涼タイ料理の会にしました。通訳仲間も1人引っ張っ…
どのような仕事にも顧客がいます。製造ライン勤務なら最終顧客までの距離は遠いかもしれませんが、次工程や品質管理部門、あるいは上司が自分にとっての「客」ともいえますね。通訳者だと顧客との距離はずっと近くなります。隣やテーブルの向こうにいること…
日本会議通訳者協会の理事・副会長の大竹純子さんの記事をご紹介します。 通訳の収入、ギャラの鍵を握るのはフリーランスの経験年数(マルナゲ 個人事業主クローズアップメディア 特集) ▼同協会の活動に私もいろいろとかかわっていますが、大竹さんをはじめ…
最近異なった場面で複数の方から「声がいいですね」と言っていただきました。 日本語で話していたときのことです。 そういえば最近やや広い会議室でマイクロフォンなしの逐次訳でも楽に声が出ていた気がします。 緊張するとのどが詰まる感触があり、声の響き…
通訳業務中の聞き取り・訳出は一定に運ぶものではありません。流れが良いときもありますし、難しいときもあります。 そして、英語を日常使う顧客が通訳者を使うとすれば、そうした「山場」で苦労したり不明瞭な点を残したくないから。 その日の通訳業務や通…
通訳者が手にする報酬を仮に 40,000円としましょうか。終日同時通訳だと3人ですから 120,000円。仮設ブースの設置はいくらでしょうか。通訳機材エンジニアが1人終日駐在するとして 30,000円に仮設ブースと送信コンソールで 20,000円としておきましょう。 …
同時通訳の受信機を数十ほども使う会議で3日間同時通訳でした。いやー、よくしゃべった…。 このような仕事をすると経歴書に「会議通訳」として書けるのでしょう。 仮設ブースが立派で快適でした。強制換気・LED照明・高級ヘッドフォン(使いませんでした…
「心の中に『イケてる通訳者像』を持て」と思っています。実在する人間ではなくても、心に「そのときの理想像」があれば自分の訳出を評価したり学習の方針を考えたりできるはずだと思っています。 しかし。 しばらく前に「イケてる通訳」を聞く機会があり、…
ブログ「定年からの通訳デビュー」でモコちゃんパパさんが 実態は流されているだけみたいなものなのですが と書いていらっしゃいます。 この感覚、とてもよくわかる気がします。仕事の打診があれば断らず、その他のことも誘いがあれば赴いてみる。私の場合通…
通訳を本業にする前に勤務していた企業では社員はほとんど「ファミリー」でした。特に冠婚葬祭がそうですね。結婚式でも葬儀でも善意の動員ですぐに手伝いの人が集まります。ときには上司から号令が下ります。「それは勤務ですか(No と言えるのですか・残業…
通訳の仕事を始めた 2014年 に比べると最近の日々は彩(いろどり)が豊かになったと感じます。おそらく次の二つの面があるのでしょう。・仕事の種類や内容が多様になった。・通訳者が経験を積むにしたがって状況の分析や話の理解が深くなった。 「ああ、さっ…
以前に一度だけ組んだ通訳者さんから代役の依頼がありました。ほれぼれするような訳を出す方だったのでかなり重圧を感じたのですが、これも何かの縁と引き受けました。 なんとか無事に収まり、お客様にも満足していただいたようです。 ほっ…。 自分からエー…
通訳の学習を始めたときには、あまりノートのことを考えないでいいと思うんですね。 通訳は書き取りの試験ではありません。 ノートを取るのなら、「今書き留めたことは実際の訳出にどう役立ったのか」ということを考えることも必要ではないでしょうか。 つま…
丸の内や汐留、新宿にあるガラスと鉄との高層ビル。そこにある役員大会議室や応接室、場合によっては同時通訳装置完備の会議室。 そんなところに座ってイヤフォンを耳に入れ、マイクロフォンに向かって音声を出す日も多くなりました。 そして週一回は出身の…
お友達の自宅ですが、なぜか食器がたくさんそろっている…。 遊びに来た人はなぜかチャイのカップを8組も持参しているし…。
いい感じです。 時計の11時から時計周りに、ラッサム(粒の黒こしょう入りトマトスープ)ダル(ひきわり豆のカレー)サンバル(豆と野菜のカレー、この日はタマリンドで酸味を加える)カジキマグロのミーンモリー(ヨーグルトカレー)チキンチェティナード(…
いいにおいのする鍋が並びます。鍋の横にはサブジ(野菜とココナツの炒め)とアヴィアル(野菜のココナツ・ヨーグルト煮)とが…。
通訳にあたっての知識にはいろいろなものがあるでしょうね。文化・歴史・科学・技術・過去の経緯・組織・政治など、挙げていったらいくらでも。 これは起点言語(the source language)と目的言語(the target language)との運用能力と対比して語られるべき…
「今日の仕事はだいじょうぶ」と思って不安なしに現場に出向いたことは1日としてありません。 前日や当日の朝は「今日こそ通訳者として息の根が止まる日になるんじゃないか」と思っています。話者の音声が聞き取れなかったり(米国南部やニュージーランド、…
以前に中国語の学習を始めたとき(2004)に永田小絵さんのサイト「日華翻訳雑誌」を見つけました。当時は私は通訳の道を志すとは夢にも思っていなかったので、「きっとありがたいことが書いてあるに違いない」とは思いましたが、あまり読み込むということは…