同時通訳の受信機を数十ほども使う会議で3日間同時通訳でした。いやー、よくしゃべった…。
このような仕事をすると経歴書に「会議通訳」として書けるのでしょう。
仮設ブースが立派で快適でした。強制換気・LED照明・高級ヘッドフォン(使いませんでしたが)・ハンガー・ひざかけ完備です。扉の建てつけも良好。通信機器も最新鋭(アマチュア無線をしていたのでエンジニアさんと話が合いました)。
組んだ通訳者もすてきな人ばかり。いっしょに昼を食べ、いろいろと話ができました。
なにより手ごたえを感じたのは質疑応答ががっちりと組み合わさったこと。通訳者として
「ほっと一息」
ですが、しばらくするとじわじわと喜びを感じます。
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通訳を介した会議での質疑応答は通訳者にとって一種の試金石といえそうです。質問をしっかり理解しないと訳に情報が漏れたり話者の論理に沿わなくなったりします。その訳を聞いた回答者の答えは的を外すか内容が足りないものになります。そしてその回答をまた通訳するのですから…。
こんなふうになっちゃう可能性が常に存在します。
今回は以前の
という記事を思い出して書いてみました。