50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-08-20 ブロック図を描こう

紙に書くとはっきりすることはいろいろあるというお話です。


A言語で進行する会議をB言語に通訳して送り出すという仕事がよくあります。

会議室音声をスマートフォンで受信し、遠隔会議システムに訳出を送るという組み合わせもありえます。こんなとき、どう準備すればいいのか。

紙にブロック結線図を描くことを強くお勧めします。頭の中だけでは問題点に気づかないおそれがあります。


この例で最初に思いついたのは、

  • スマートフォンの4極ミニプラグに3極ステレオプラグを差し、それをミキサーへ(ソース音声を聞く)
  • PCの4極ミニジャックにアダプターケーブルを差し、オーディオ出力とマイク入力に分岐
  • オーディオ出力はミキサーへ(パートナー通訳者の音声を聞く)
  • マイク入力には訳出用マイクを接続

という構成です。しかしブロック図を描いて問題が見えてきます。PCの4極ジャックを出力/入力に分岐させる二股アダプターケーブル経由では4極プラグのヘッドセットのマイクが動作しないんじゃないか。

エレクトレットコンデンサーマイクには電源が必要だということを意識している通訳者はけっこう少ないと思います。音声信号用の線に直流電圧も印加してマイクに届けています(重畳)。4極を3極(L・R・GND)と2極(マイク・GND)に分ける分岐ケーブルのマイクジャックに4極プラグのヘッドセットはつなげられないかもしれない。

というわけで安全策としてこの案は却下。


実際にはPCにUSB接続のマイクロフォンを接続しました。


遠隔同時通訳の友。

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