50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-08-22 The Web Kanzaki の思い出

インターネット上に何か書くときにいつも心の隅にある教えのお話です。


World Wide Web (WWW) がなぜ生まれたかについて、たまには少し考えてみるのも悪くありません。私にとっては
「それなら、ここにあるよ」
と、情報のありかを示す便利さを提供してくれるもの。

先人や世界のどこかの人の成果を相互参照できるという、聞いただけではずいぶん単純な機能がものすごい勢いで広まって浸透しました。


通訳者になるなんて夢にも思わなかった2003年にウェブページを書きました(社会保険労務士の受験記録でした--現在閉鎖中)。まだ「ホームページ」という呼び方のほうが一般的だった時代です。そのときに主に参照したのが神崎正英さんの The Web Kanzaki というページです。懐かしくなって検索したらしっかりと更新が続いています。

The Web Kanzaki の「WWWで情報発信しよう」を読んだからウェブページを書いたりブログを立ち上げたりする気になったといっても言い過ぎではないと思います。


なぜこんな昔ばなしをするかというと、つい最近このブログの記述誤りをメールで知らせてくれた方がいらしたから。The Web Kanzaki には「何か書いてインターネットに公開したら、著者への連絡手段を明記しよう」といった意味のことが書いてありました。このブログにも比較的わかりやすく私のメールアドレスを記載しています。

閉じたコミュニティよりは開かれたコミュニティ。ウェブに公開したものはみんなもの。このブログをアメブロから はてな に移行したのもこの考えからです。ブログの基本機能は記事の公開、コメント、トラックバックアメブロは少し「方言」が強すぎると感じました。私が はてな に移行した当時は(現在も?)自分が書いた記事なのに他のブログプラットフォームに読み取れる形式でダウンロードできないことに危惧を抱いたのも理由の一つです。


ヒグラシの鳴き交わしはなんともいえません。さざ波のようです。

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