ひとつの参考にと思いまして。
1 単月前年同月対比(今年/前年)
1月 80%
2月 97%
3月 29%
4月 13%
5月 44%
6月 30%
2 累計前年対比(今年/前年)
1月まで 80%
2月まで 90%
3月まで 70%
4月まで 52%
5月まで 50%
6月まで 47%
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現在までに打診があった業務を反映すると今年の売り上げは昨年の 33% になります。今後も 7~12月の業務打診は増えますので、とりあえず昨年比 40%(-60%)を今年の暫定見通しとしておきましょう。
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来年(2021年)のコロナウイルス流行による影響は予測もつかないのですが、通訳需要はそう簡単に増えていかないと考えています。今までもこのブログで書いてきたことですが、以下の考察からです。
・業績の悪化で企業が会議開催を見直し、回数が減る
・通訳費用も経費節減の対象となり、通訳なしの会議へと移行
・外国人来日数は 2019年の水準には遠く及ばないだろう
・通訳エージェント・通訳者の競争による低価格化が進む
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急に落ち込んだ分はまた戻してくるはずですが、通訳市況の全体的な低下があると思っています。鉱山を掘っていたら鉱物の含有率が下がってくるような、作物を植える土壌の塩分がだんだん増えて不作になっていくような、そんな変化があるかもしれません。
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コロナウイルスに限った流行でも
2003年 SARS-CoV
2015年 MERS-CoV
2019年 SARS-CoV-2
と続いているので、今後もウイルス性疾患の流行があるのは間違いないでしょう。
すべていままでそこにあった脅威なのですが、私は大企業の懐の内にいたので意識することがなかったとも言えます。
いっぽう、2~3年単位で見ると良質な通訳を提供していれば十分に仕事量は確保できそうな気もします。
「そのときに最初に連絡をしたくなる通訳者」
でいるのは危機でも平時でも同様に大切。