いままでの年間最高売り上げを記録したのが2019年でした。翌年2020年はコロナウイルス流行の影響が大きく前年比45%の減少。会社員をしていると年収が45%下がることはめったにないでしょうね。これも個人差があり、先日現場でご一緒した通訳者は2020年が年間売上最大の年になったそうです。
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そして今年2021年は7月までの数字を見ると2019年とほぼ同じ推移です。昨年2020年と1~7月の合計を比べると130%の増加。単に「戻った」だけではないので感慨があります。というのは2019年に客先別年間売り上げで3位と4位だった顧客を今年は失っているからです(1社は事業内容再編、もう1社はおそらく通訳報酬が合わない)。年間売り上げの40%を占めていた顧客を失っても他の顧客で埋め合わせることができているのには自分のことながら少々意外に感じています。
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特に通訳者から売り込んだわけではなく、新規顧客からの受注が少しずつ増加し、いつのまにかかつての大口顧客の分を置き換えていました。波を逃したらしばらくして次の波が来たような感じです。地味な対応の積み重ねの効果だと思っています。
- 業務対応可・不可の返信は素早く
- 遠隔の技術面では必要があれば通訳者が主導
- 尋ねられそうなことは先回りして付帯情報として知らせる
- エージェントには不要な問い合わせをしない(食事・交通・資料はまだか、など)
- 通訳の質が大切なのは当然。その他の面でさらに顧客に好印象を残す。
現場で逐次訳をしたときに、
「こんどの通訳者は声が聞こえる」
という点で気に入られることもあります(マスク越しなので)。脱力してはっきりと発声するだけで差別化になることもあるのです(背が高いので埋もれないという強み?も…)。
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いままであまり縁がなかった「PRONTO」。各店の改装が進んでいるようで、落ちついていてかなり印象が良かった。