技能習得の実感は人により違うだろうというお話です。
ブレイクスルー(突破)を感じたことはありません。私にとって変化・上達は常に少しずつ連続的に生じてきたと思っています(感じ方の問題かもしれませんが)。
ブレイクスルーを誰かが語るときには
・実際に何がどう変わって
・その変化を本人がどう評価・表現して
・周囲にいる人はどう評価・表現するか
という複数の視点を考えて聞かないと実情がわからないかもしれません。
だれかのブレイクスルーは他の誰かの日常的な連続的変化の一部かもしれませんし、その逆もあろうかと思います。
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ごく最近に同時通訳の心得として
聞くことを主として、訳を口に出すことでそれを妨げないように
といった意見を読みました。
通訳学校に行っていたときにもこのことは重要だと思っていましたが、今になると当時とは違った次元で重要さを認識したような気がします。
通訳学校の授業の準備をするときの
「聞くことを主として」
と
職業通訳者として5年間通訳をした後に考える
「聞くことを主として」
とは少し違う。あるいはとっても違う。
いつだって今の悩みがいちばん
(おしゃべり階段、くらもちふさこ著)
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東日本大震災・津波・東京電力福島第一原子力発電所事故関連の通訳で被災地に何度も赴いています。高層ビルの着工が相次ぐ東京を見ると被災地との違いに目がくらむ思いです。
日高屋ではなぜか「冷やし麺」と呼びます。具と麺とが別に供されるのが特徴。