という記事でどのように業務を記録しているかを書きました。
売上を以下の3種に分解しておいてよかったと思います。
1 通訳報酬(通訳そのものの対価)
2 各種手当(拘束時間や不便さの対価:日当・移動手当など)
3 実費相当分(通訳者が支出した費用の戻し入れ)
私の場合、2014年・2015年は上記 2 の割合が高くなっていました(出張業務のため)。2016年の売り上げは2015年とほとんど変わらなかったのですが、1の比率が増えて2が減ったことがわかったので不安を感じずにすみました。
要素別に記録して必要に応じて組み合わせる手法は企業勤務時代からの「手土産」ですね。以前使っていたエクセルの関数にも助けてもらっています。LOOKUP や SUMIF、文字列操作の RIGHT/LEFT/LEN/CONCATENATE 、そのほかにも COUNTIF、DATE などは「指が覚えて」います。ピボット集計やグラフも慣れるとさほど難しくはないものです。企業と違って自分がわかればいいので気楽です。
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一年の半分を過ぎようとしています。年末までの業務を合計すると昨年1年の売り上げを超えました。東京オリンピックや企業業績の続伸、外国企業の日本進出・日本企業の外国進出によって首都圏の通訳市場では供給不足気味のようです。
「誰か通訳者知りませんか?」
というのがエージェントのあいさつ代わりといっても過言ではありません。ただし条件があって、求められているのは
「安心して現場に出せる通訳者」
です。大手エージェントには1社あたり数百人の登録通訳者がいそうですが、毎日のように(会議や講演で)稼働しているのはそのごく一部だろうと思います。
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ことのほか気持ちの良い日。