通訳学習をしている Mitsuki さんの 英語家Mitsukiのブログ に興味深い記事がありました。The Economist より。。
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私は The Economist をもう 10年以上読んでいるので、この雑誌特有の
「読んだところまでの情報はとてもよくわかる」(伏線を張らない)
という書き方が好きです。あとは米国人が
「さすが英国人は英語がうまい」
と感心する突き放したようで実は簡素・洗練されている表現・構成も悪くないですね。単語も平易です。
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ただ、The Economist が通訳技能の練習材料としてどうかというと、Mitsuki さんの記事のとおり他にもっと良いものはたくさんあるでしょうね。The Economist は週刊なので鮮度で勝負する日刊紙や web ニュースの文章よりは推敲がなされています。分析が深くて情報密度の高い部分もあり、「口に乗せる」のに向かないこともあるはずです。
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私の読み方は:
1.総合誌として読みたい。情報が早いし「突っ込み」がある。
2.英語で書いてあるので、英語の学習にもなるだろう。
3.英語の学習なら、通訳訓練形式にしておこう。
というものです。通訳訓練のために読むのではなく、読むから通訳訓練にも流用しよう、という考え。
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「通訳の勉強なら△△が良いらしい」
という情報も必要ですが、それよりも実のある時間を確保して正味学習量を増やすほうが大切だと思います。この点で Mitsuki さんの選択は賢明ですね。