2018年分の所得税確定申告を 2019年2月07日に提出しました。
昨年は出張業務があったので2月13日でした。その前は 2月1日。今年は源泉徴収票が1社分遅れて届いたので(おそらく日本郵便の事情)7日になりました。
今回は初めて電子申告(e-Tax)を使いました。かなり楽なのでおすすめできます。2回に分けて作業し、合計3時間くらいで完了しました。通訳専業の確定申告は鼻歌まじりで楽々ですね…。
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以前から電子申告は気になっていたのですが、
・マイナンバーカードを取得し
・カードリーダーを自費で購入し
・ソフトウェアをインストールする
必要があるので手書きで申告書を提出していました。国税庁の省力化のためになぜ納税者がカードリーダーを買わなくてはならないのか理解に苦しむところ。無料で配るくらいのことをしないと移行するはずがないのに…。
おそらく国税庁は「降参」して何らかの代替策を出すと思ってがまん比べのつもりでいました。
そして 2018年分(2019年2月~3月提出)からやはり敷居を下げてきました。
「思った通りだ…」
とつぶやいてしまいます(カードリーダー買ってソフトのインストールに苦労した方、ごめんなさい…)。
利用者識別番号と暗証番号とで電子申告ができるようになったのです。窓口が込み合う前にと2018年11月07日に税務署に行ってわずか15分ほどで手続きが済みました。
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会計知識のある人には実に使いやすい軽量級ソフト「わくわく青色申告」で会計取引が発生する都度データを入れています。つまり、12月の最後の通訳業務の報酬が確定すれば確定申告データがそろっていることになります。電車賃はエージェントに報告するときに会計データも入力してしまいます(「思い出す」のはものすごく無駄な労力です)。その他の出費があったときにはレシートをA4の紙に糊付けしてすぐに会計データに入力。
「宵越しのレシートは持たない」
のが当然という環境で仕事をしていた会社勤務時代の習慣に感謝しています。
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電子申告は「確定申告書等作成コーナー」でいわゆる対話型で入力・作成をしました。
会計ソフトで決算書を印刷し、それを手で国税庁サイトの決算書様式に入力していきます。自動的に検算されるのでさほど手間ではありませんでした。
医療費は国税庁が専用のエクセルを用意しているのでそれにレシート1枚ずつ入力します。これは早めに済ませておくといいですね。レシートの提出は不要です。
源泉徴収票も1枚ずつ入力していきます。手間といえば手間ですが、本紙やPDFの添付が不要なのでスキャンやコピーをせずにすみ、むしろ楽です。
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決算書の入力が終わったら申告書の作成です。これは紙に書くのと同じ感覚ですが、扶養控除・保険料控除・医療費控除・税額計算は人数や支払額から自動計算されるので楽です。
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もう一つ気に入ったのが、作成途中で保存し、後日そこから再開できること。
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電子申告に対する評価は人それぞれでしょうけれど、私は大いに省力化ができて(源泉徴収票のPDFを作ったり申告書を封筒に入れたりする手間がない)満足しています。
会計ソフトの使用にあたり、ちょっとした工夫:
- 支払い時に控除される源泉税に専用の勘定科目を使うと便利(以下の理由で)。私は「預け源泉税」を新設しました。
- 「預け源泉税」科目に支払者ごとの補助科目を作っておくと年間の支払者ごとの合計がすぐわかるので各社から届く源泉徴収票との照合がとても楽です。
※ 当方の記録と照合したところ、取引のある顧客すべてがしっかりとした会計処理・源泉徴収処理をしているのがわかりました。
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以前の勤務先の仲間とひるごはん。「Spiral YOTSUYA」はおすすめ。写真の左上に少し写っているピクルスがとてもいい。
首都圏稼働の通訳者にはおなじみの光景。やや苦しい設計の地下鉄出入口。