一般社団法人 日本会議通訳者協会が企画するワークショップで講師を担当しました。
「会計知識『基礎の基礎』」という題です。ワークショップでは通訳演習はしないのですが、この知識を身に付けると体幹筋を鍛えるように効いてくるはずです。
東京で実施したところ好評だったので大阪でも同内容で開催しました。共に熱の入ったすばらしい学習会になりました。
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フリーランスや企業内を問わず、企業活動の通訳をすると部門や企業の業績や予算の話はまず必ず出てきます。そのときに話の見通しが良くなることを目的としました。「セミナー」ではなく「ワークショップ」というところも私なりの考えを反映しています。出席者全員がしっかりと理解して帰途についてほしいので、双方向で徹底的にやりとりをして例題を解きました。
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今回日本会議通訳者協会の会員や一般の方々の声を聞くこともできましたが、ひとつ
「(意外にも)そうだったのか…」
と思ったことがあります。
職業通訳者になろうと思って通訳技能を学習中の方々はもう立派に
「通訳業界関係者」
ですから、日本会議通訳者協会の会員になって現役通訳者が集めた幅広く深い、鮮度の高い情報に接していくと利益がとても多いと思うのですが、ご本人たちは
「会員になるにはまだまだ経験や技能が足りない」
と謙遜している人が実に多いようなのです。
私はまだインタースクール東京校で通訳訓練を受けているときに入会して、協会の行事が通訳学校の学習にもずいぶん役立った記憶があります。
会員限定情報には他では得られない、同業者団体ならではの情報や行事が多く紹介されています。通訳者が組織し、通訳者のために通訳者が運営する会ですから…。
※ 2019年2月16日(土)に同時通訳の練習会を予定しています。リラックスした雰囲気でパナガイドを使った通訳の実践を経験する機会になると思います。
第2回 JACI 同時通訳グランプリ:準備ワークショップ(2月)
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清澄白河の南インド料理店「ナンディニ清澄白河店」。虎ノ門店にはよく行きましたがこちらには初めて。写真はミールス。パロタ(層状になったパン)が付いてきてかなりの分量です。まず「ミニミールス」を食べて様子を見るのをおすすめします。