同時通訳の練習中です。
原稿を読んでいて、その内容の予測がつかないという、おそらく最もやっかいな素材の一つ。どうしてもうまく収まらない部分があります。
難しい理由はいつものとおりですね。
- 速いので追いつくのがたいへん
- 原稿(書き言葉に近い)を読むので、日本語と英語との語順の差が際立つ
- 表現を簡潔にして手短にしようとすると、その精神作業が重荷になって遅れる
- かといって、聞こえたことから訳していくと文章にならない
特に上記 3 と 4 とのトレードオフがやっかいです。逐次訳なら簡素な表現を自分の「引き出し」から拾える可能性がありますが、音声の洪水ではそうもいきません。
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ひとしきり練習して、とりあえず明日に持ち越します。いままでもこうして「寝かして」おいて練習を再開すると改善案が出てきたことが多いのです。だれかに教わろうとしてもうまくいかない。自分で気づくか編み出すしかないような気がします(自分で悩んでいると他の人の有用な表現に気づくことも多い)。
根を張り
トンネルを抜けようではないですか。