天気が良かったので夕暮れの公園を歩きながら学校の課題で同時通訳の練習をしました。
複数のことを同時にしていくことの難しさを改めて感じます。
まず、すばらしい景色をほとんど覚えていません。気づくと歩幅が狭くなり、歩く速度もどんどん落ちていきます。これでは運動不足の解消になりませんね。
音声を聞いて、
「これは、どう表現しようか…」
と一瞬考えが滞ると、その瞬間に耳に入ってきている音声の内容を捕まえ損ねます。反射的に口から出る表現が英語・日本語として一般的に受け入れられる品質になっていることが大切ですね。
同時通訳って、編み物をしながら平均台の上を走っているようなもの。手元をよく見ようとすると足元が危うくなるし、足取りを確かにしようとすると手が止まってしまいます。「妥協の美学」を活用してなんとか走りきらないと。