英語話者の音声を私が日本語にし、その音声を他の通訳者が別の言語に通訳する。いわゆるリレー同時通訳。これを経験すると通訳音声を聞く人の負担を改めて考えます。
聞き手が訳出言語(日本語)の母語話者(日本人)だからこそ低品質の日本語を「投げつけて」しまっても理解していただける。解釈をどれだけ聞き手に「丸投げ」していたかを痛いほど思い知りました。
この点については以下に紹介する上谷覚志さんの記事に加えることは何もありません。すばらしい読み物ですのでぜひどうぞ。
リレー通訳について (ハイキャリア ウェブサイト)
ただ通訳という仕事の厳しさは、たとえどのような条件、状況であったとしても聞いている側からすればきちんした訳出を安定的に期待されることにあります。
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通訳はこのような細い道を行くが如し。