日本で唯一の同時通訳コンテスト
「第一回同時通訳グランプリ」
の本選大会が無事に完結しました。
特別審査員に原不二子さん・鶴田知佳子さん(米朝首脳会談のテレビ報道で同時通訳をされていましたね)を招くことができました。その他にも審査員としてエージェント各社の社長を始め幹部の方に参加していただきました。
An Interpreter is Born.
という興奮がありました(入賞者の通訳音声を聞いた通訳者は首筋のあたりがヒヤリとしたかもしれませんね)。
鶴田知佳子教授の力添えもあり、東京外国語大学のすばらしい大教室を使うことができました。また、最新のデジタル同時通訳機器で支援してくださる企業もありました。ありがたいことです(非常にクリアな音質で、審査員からは「通訳者が緊張している空気まで伝わってくる」との声がありました)。
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この大掛かりな催しをほぼ手作りで仕上げた日本会議通訳者協会の構想力・実行力もかなりなものだと思います。最初は
「こんなの、できたらいいね」
という話だったのです。
「だったら、してみようよ」
と言ってここまで来ました。
実行委員は本業とグランプリ準備のためそれこそ寝る間を惜しんで活動してきました。正直なところよくできたものだと思います。このあたりについては関根マイクさんのブログをぜひ参照してください。
まさしく
「人は石垣」
ですね。それぞれの人が持ち場を守って励ましあってやってきました。
スポンサー各社、後援をいただいた各社、講演者、審査員、聴衆、競技者、実行委員、ボランティア。どれ一つ欠けていても成り立たなかったはず。プロジェクトは様々な要素を練り上げて実現するものだと改めて思います。
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同時通訳グランプリがかなり話題になったために、夏の通訳者の祭典「日本通訳フォーラム」への参加申し込みにはずみがついています。過去3年毎回チケットが完売していますので、手配はお早めに…。