ときどきは午前・午後で異なる客先の仕事を担当する日も出てきます。両方とも資料がたっぷり、では避けたほうが安全ですが、なんとかなりそうなら何事も経験。
そんな日がしばらく前にありました。業務のひとつは経験もあり、内容も予測がつくもの(Aと呼びましょう)。もうひとつは経験は十分とは言えず、内容も予測がつかないといったもの(B)。
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ところが、実際に仕事をしてみるとAも意外に大変でした。全般的に緊張感があり、思ったより疲れました。おもしろいことにBが事前の心配をよそになめらかなすべり出しです。顧客の要求にうまく応えられたらしく、良い雰囲気で終わりました。業務時間は長めでしたが、疲労感はさほどなし。
やはり通訳の現場は何がどう起こるかわかりません。予測をするのは大切ですが、客観的・合理的に、自分の経験をある程度突き放しておこなわなければいけませんね。