50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2020-05-15 それは誰に聞けばいいか

わからないこと・助けてほしいことがあったら、それを誰にお願いすればいいのか。そして実際にお願いできるのか。これが本当に大切だというお話です。


遠隔同時通訳の技術面で思いついたことがあり、詳しい人に意見を求めました。即座に私の疑問を「真っ芯でとらえた」回答が届きました。

だれを頼るかがわかり、実際に頼ることができる。これは本当にすばらしいこと。技術でもなんでも複雑さが増す一方ですから、「自前主義」には限界があります。自分の得意なところを知り、得意ではないけど自分でしなくてはいけないことを知り、その他は誰にお願いするかを知る。こうした考え方・行動はさらに重要さを増していくと思います。


「だれを頼るかがわかり、実際に頼ることができる」と前段で書きました。そう、知っているだけではなくてお願いできる関係がないとうまくいかないのです。自分も何かに貢献していないとこうした関係は築けないのではないでしょうか。自分の持つものをなるべく惜しまず外部に提供して、それが回り回って予期せぬ形で自分の助けになったことがいろいろありました。


東名高速道路の秦野中井IC近くにある給水塔(2011年撮影)。

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