コメント欄にお問い合わせをいただきました。
数回に分けて私なりの考えを書かせてもらおうと思います。回答ではなく、勝手なことを書きます。勝手ですが、正直であることは保証します。読んでどう感じるか、何か役に立つかは私の力の及ばないところもあるかもしれません。
まず、コメント前段にある部分です。
しかし、どのようなステップを踏むことで、通訳への道が開けるのかが、正直なところいまいちつかめません(ネットなどではたくさん調べたのですが)。
インターネットで「たくさん調べた」のに「いまいちつかめ」なかったのですね。ここにわずかに違和感を感じました。というのは、私が以前にいろいろと調べたときには通訳者となった方々の経歴がかなり詳細にわかってとても参考になったからです。
どこがどうつかめなかったのかがわかると的を射た回答ができるかもしれませんが、悠長にブログ上でやりとりをしても隔靴掻痒は免れないでしょうね。私が勝手に想像した範囲で書いていきます。
通訳を目指す人は、大学卒業後はどうすればいいのでしょうか?いったん企業就職をして、通訳になるのか?(もし就職するなら、好きなところに適当に就職していいのか)それとも、就職はせずに、通訳学校に通うのか?
私の答えとしては
「本人の考え方や状況しだい」
ですね。学校を出て企業勤務経験なしに通訳者として活躍している方もいますし、企業経験が役に立ったという通訳者も多く存在します。企業活動に関連した通訳業務は非常に多いので勤務経験は役に立つはずですが、通訳者に必要な観察力があれば実際に働いてみなくてもだいたいなんとかなるのも事実だとと思います。社内通訳者として企業勤務の経験をすることもできますし。
企業勤務が向いていないのに無理して働いても良いことは少ないかもしれません。反対に働いてみて企業活動から多くのことを学べる可能性もあります(通訳者以外にしたいことが見つかるかもしれません)。通訳者になるには、こうしたときに自分が何を望んでいるかを考えて選んでみることも必要なのではないかと思っています(社内通訳者を続ける他は個人事業主としての業務が主流のため)。
家から歩いて数分です。自動車の音が聞こえたり人が多いのはどうにも苦手になりますね…。