50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2021-10-22 時間単位の請負

時間単位で発注される仕事のお話です。


原則1回1時間・在宅遠隔の業務を引き受けて1年半くらいになります。通訳業務の発注は伝統的に半日(午前または午後)と全日(午前と午後)ですが、短時間の業務を半日以下の料金で発注することも行われています。時間当たりの単価を高く設定することで業務ポートフォリオに組み入れている通訳者もいますし、低価格化・切り売り化につながるとして警戒する通訳者もいます。

打診を受けたとき、今後の自分の事業展開を考えて引き受けてみることにしました。自営業の請負の利点はいつでもやめることができることです。
「あ、これは見込み違いだった」
となれば撤退すればいい。


特定の業界の最先端の情報に触れることができ、その他の業務を請け負うときにその知識がかなり役立つようになりました。これは期待したとおり。

予想を上回ったのは年間売上への貢献です。短時間の業務をその他の業務の合間にうまく受注することができ、年間ではかなりの額になりました。ときどき1時間単位の業務が1日に3件入るときもあり、そうなると売り上げは半日や全日の業務と変わりません。


通訳技能を向上させる機会になるのも予想外の収穫でした。業務時間が短いので疲労を感じることなく自分の通訳を簡単に振り返ることがができます。
「通訳のキレがいまひとつだった」
と感じたら、それがどのような場面でどう起こったかを鮮明に思い出すことができるのです。話者に本当に忠実だったのか、聞き手にしっかりと伝わる訳を出していたのか。その場で改善案を考えるようにするのは効果が大きいと感じます。


パキスタン料理の店の名物「ニハリ」。羊の骨付きすね肉の煮込みです。神奈川県綾瀬市の「ハラールカレー シャムス」では群馬県伊勢崎市にあったパキスタンレストラン「マーディナ」のシャムスさんが調理しています。

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ナン工場も兼ねていて、ナンをたくさん配送しているらしい。

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※ 持ち帰り専門店で、店内に1組2名だけ座れるテーブルがあります。

2021-10-12 地面で仲間と会う

ちょっとした用事で仲間と地面で話をしました。


顧客の事務所で業務があり、その前に荷物を受け取る必要がありました。カフェで待ち合わせ、久しぶりにデジタル信号ではなく空気を媒介にして話をしました。三次元で存在する相手から伝わってくるさまざまな情報はだいぶ豊かだと感じます。

「商売はどんな感じ」
「こんなで、あんなで…」
「それだったらぜんぜん悪くないよ」
といった他愛ない話もいいものです。

これから仕掛ける話も少しして元気が出ました。


なかなかおいしい「濃密アーモンド」はローソン向けの開発。良い香りがしますが、香料に過度に頼っていないのが美点。発酵バター入りだとか。

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2021-10-06 2019年に比べて

2021年の年間売上予測(ほぼ確定の受注を12月末分まで累計したもの)は現時点で過去最高だった2019年の 77.7% です。これから照会を受けて確定業務が増えるのでこの数字は高くなります。おそらく 80% は超えると思いますが、油断はできません。


新型コロナウイルスの流行で業務の内容は 2019年と大きく変わっています。これはおそらく必然でしょう。以前の仕事がなくなった分を新しい仕事(新しい顧客)が埋め合わせているわけです。新しい顧客の仕事にしっかり取り組むと少しずつ受注量が増えます(必ずではないのがつらいところですが)。あわててはいけない。そして、
「(仕事が)戻ってきた」
と思うのはあまり正しくなくて
「変わっていく」
と考えるほうが実情に合っているかもしれません。


ダイサギのダイちゃん(仮称)が姿を消し、チュウサギのチュウちゃん(仮称)が現れました。アオサギのアオちゃん(仮称)は釣り人の横に陣取っておこぼれをもらうのにすっかり慣れたようです。

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2021-09-18 活動期間

加齢にはあらがえないというお話です。


ブログの表題のように28年の会社勤務の後に自営の通訳者になったのが少し珍しいためか、通訳関係の雑誌などの取材を受けてインタビュー記事が今までに3つほど掲載されています。もうすぐもう1つが専門誌に載ります。これでこの関係の情報提供は終わりにしようと思っています。


仕事量がどう増えていくかは通訳者それぞれですが、大多数の人は通訳業務件数が少ない状態を数年は経験するはずです。さもなければ未経験の企業内通訳者として経歴書に「通訳」と書けるように仕事をすることになるでしょう。

つまり、それなりの収入を得るようになる前に少し時間を必要とするわけです。業務がなんとか軌道に乗ってからの時間はなるべく長くしたい。その点で40歳で通訳を始めた人は50歳で始めた人よりもかなり有利なのは間違いありません。準備期間の後の豊かな通訳者人生の「刈り取り」期間が10年長いのは大きな違いでしょう。


こんなことを書こうと思ったのは体力の衰えを少し感じたからです。数年前に深夜から早朝にかけての仕事をしたときにこんな記事を書きました。

2016-02-19 夜勤

このころから深夜業務は引き受けていません。そして、最近になって早朝の業務でも回復に少し時間がかかるのを自覚しました。朝4時くらいに起きて午前の早めの時間に終わる仕事です。早く寝ればさほど並外れた業務時間ではありません。これがあたりまえという人も多くいます。それでもこの勤務が少し続くとその後になんとなく疲れを感じます。
「これがおそらく『もう若くない』ということか」
と思いました。少しずつ体力面で、そして恐ろしいことに気力の面でも制約が出てくるのでしょう。


手際よく作れるようになりました。考えて、試す。大切なことです。
鶏にはゆでたカシューナッツをすりつぶして加えました。じゃがいも・オクラは今回は水分を飛ばしました。豆スープはムングダール(緑豆のひきわり)です。豆を乾煎りして香りを出してから煮て、パンチフォロンというベンガルの香辛料とマスタード油(マスタードの実を絞った油)で仕上げます。

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2021-09-13 理事会を開催

日本会議通訳者協会の理事会がありました。できれば地面の上で話をしたいところですが、異なる環境にいる人が出歩いて集まるのは危険を増やすのでオンライン開催です。

現在の理事全員が相互に地面で会って話をしたことがあるためか、オンライン開催でも十分な意思疎通ができるように思います。ひょっとするとこんな考え方ももう古くなっているのかもしれませんが。


各理事が最近の活動の成果と今後の計画・課題を発表し、必要があれば討議をしました。正式な会議で課題を話し合って担当者や期限を決めると実現への機運が高まります。


最近ちょっと話題になっているのが神奈川県中部にあるスリランカから来たイスラム教徒が経営する料理店。Easy Day、Aysha Kitchen、Sam's 3 Halal Restaurant、Yoko Food  と4軒もあります。写真は Easy Day の Rice & Curry。

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柔らかなしょうが風味の甘味炭酸飲料。

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