日本のネパール研究第一人者がネパール料理店を始めました。
いろいろと事情があって経営に乗り出したとか。すばらしい調理人を得てネパールの味を再現しているそうです。
東京都北区大塚の ダルバート
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東京都北区で仕事があったので、帰りに立ち寄ってみました。
いや、これはうまい。かなり驚きました。タカリ族のダルバートとはまた違ったすばらしさです。調理師はかなり腕が立つことが見て取れます。
野菜、肉、豆…。すべて尖ることなくおいしい。みごとです。特に野菜と羊とが印象に残りました。
【その1】
かつて学んだ通訳学校からほど近い現場で業務がありました。午後の少し遅い時間に開始なので、学校の待ち合わせスペースで時間調整をします。
示し合わせたわけでもないのに同時通訳のパートナーもやってきました。かつて共に学んだ仲間です。たわいもない話をして、しばらく黙って資料を見て、いっしょに現場に向かいます。
ブースから2人で同じ景色を見てマイクロフォンに向かうのはなんだか不思議な気がしますね。
【その2】
通訳学校の恩師と組む同時通訳です。これで3回目。もはやいざというときに助けてくれるかも、という心があってはいけません。少し早く「例のカフェ」に到着して資料の確認。しばらくして後ろからポンっと肩を叩かれます。ああ、到着ですね。振り返らずともわかります。
仕事が終われば南アジア料理部の幹部会です。指さばきはまだ私のほうが少し慣れているようです。コツは、いかにも慣れてるよ、というそぶり。つまり、すくい取ってから口に運ぶまでに時間をかけて余裕を見せるんです。
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フリーランスだからこそ仲間の存在を力強く感じます。学校や日本会議通訳者協会、その他の機会で多くのすばらしい人たちと出会うことができました。
ごちそうさま! 指なら最後の1粒までエレガントに食べられます。
通訳者ならだれでも
「まさかこんなところで通訳するとは…」
と思うことがあるはずです。
大臣だったりスターだったり、
巨大施設だったり国宝だったり、
数百億円の話だったり、
数日先の新聞に大きく載ることだったり。
そんなときも通訳者は「伝える」ことに専心し、
たまたま知ることになったことは心に秘める。
スゴいのは当事者やできごとであって、通訳者は関係ない。
大きな仕事が続くときこそ足元を見つめて
注意深く歩みましょう。
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2011年にメジャーデビューしたバンドがあります。2012年から時間が合えばライブに通いました。一般受けするとは言えず、活動を続けるのも簡単ではなさそうです。レーベルが強力に押したが火はつかず。
今後の活動についてしばらく迷いもあったようですが、先日のライブには凄みがありました。
今日のブログ記事ではこの Heavenstamp を紹介しておこうと思います。
2017年2月は仕事の量・多様さが際立った月でした。
稼働日数22日、受託件数12件。
同時あり訪問あり、技術あり戦略あり。ほのぼのあり緊張あり。
通訳業務を始めて丸3年まであと数日ですが、まだまだ「3年生」なんだなあと痛感します。知らないこと・新しい経験ばかり。
それなりに仕事に出てきたつもりですが、まだ通訳という大きな山の表面をひっかいている段階ですね。学校を出て仕事を始めたとき、3年過ぎてようやく企業の内容が見えてきて自分の居場所を見つけた思いをしたものです。
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先週は通訳という仕事をするうえでいろいろと考え感じることがありました。刺激の強い仕事も経験できました(私がここにいていいんですか?、的な)。
今後もこうしたことが続くことでしょう。
このブログで引用するのは3度目になりますが、この言葉をかみしめていこうと思います。「ぶち込」むのは容易ではありませんが。
本当に芸に一身をぶち込んでやれば、眼のある人はきっと見てくれます。
(五代目 古今亭志ん生)
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施設内訪問など、いろいろな方がかかわる場合には自家製名札を付けていきます。効能は強力ですよ。
原発言の単語や構造をしっかりつかまないと文の意味が正確にはとらえられない。よーく清浄して曇りのないレンズを使い、しっかり焦点を合わせて写真を撮るような感じでしょうか。
そうすれば話者の言いたいことを理解する確率が高まるはず。
「メッセージを訳す」
には、くっきり聞き取れていないと…。
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くっきり聞き取り、内容をしっかり理解すれば(この「理解」は専門家のような深いものとは異なり、概念の位置づけがわかればよい程度でしょうか)訳文もしっかりしたものになると思います。つまり、原文の単語や文構造にとらわれずともかなり再現できているはず。逐語的ではないかもしれないけど、聞いた人の心のスクリーンに映る像は通訳者のスクリーンに近く、それは発言者のスクリーンにも近い…はず。
通訳者の休日。乗客は自分1人。
最近気づいたこと。
逐次通訳で話者が笑いを取りにいった箇所はほぼ 100% 訳を聞いた人が笑ってくれています。いわゆる「刺さる訳」が(たまたま)出ているようです。このおかげでなんとか総合点を稼いでいるのかもしれません。
他の部分の出来は時と場合によるのですが、笑いだけは漏らさずキメています。
※ 単に会社員経歴が長い「おじんパワー」を生かしているだけかも…。
こんな変化を楽しみながら屋外温泉です。