50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2014-04-03 聞かせる相手がいる

都心のきれいな公的施設で学習会でした。学期の合間におさそいをいただいてとてもうれしいですね。

学習会の運営方法や取り組みかたにはいろいろあり、何が正解ということはないでしょう。

最近参加している活動は私の好みに合っているといえそうです。

1.「安全な空間」宣言
通訳技能の向上につながるならどんな発言・行動も歓迎。仲間の問題点の指摘は積極的に。自分ができないことでも意見・批評は自由(顧客の視点で)。
「(訳出を)聞いていてよくわかりません」
「そこんとこ違いますね」
という意見が皆からどんどん出ます。

2.時間どおりに
時間通りに始め、どんどん進めて、適宜休み時間を入れ、予定の時間に終える。外出が難しい中やりくりして参加する人がいます。

3.思いついたら試してみる
自分がしてみたいことをどんどん持ち寄る。試してみれば良い練習になるかどうかがわかります。


学習会で最もありがたいのは現場体験ができることでしょうか。仲間を顧客だと思って訳出すれば、ノートに目を落としたまま
「えーっと」
「あれ、わからなくなっちゃいました…」
などと言っていられません。流れ(勢い)を保って
「伝えて差し上げる」
しかないのです。