50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2017-02-05 企業勤務風・どんどん訳す

同じ客先にしばらく続けて通う業務もあります。

今年は1月・2月にそのような仕事が集まりました。

毎朝同じくらいの時間の電車に乗り、同じ駅で降りて同じ事務所に向かいます。
「この感触、以前にずいぶんと経験したなあ」
と思います。

フリーランスの通訳だと、続いてもせいぜい2週間。開始した時から終了時点がわかっています。この「有限感覚」が一種心地良いですね。その中でできるだけのことをする。


遂次・同時・施設視察と入れ替わりで仕事があります。勢いを保ってどんどん訳出する感覚があるとうれしいですね。何かがうまくかみあっている感じ。話者が詰まらないのなら通訳者も止まってはいけませんし、話者が言葉を探さないなら通訳者も訳を探す気配を出すべきではないのでしょう。

 

雨が降ったわけでもないのに、空気が澄んでいます。

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2017-02-01 朝のお話

神奈川県の中部に近い場所に住んでいます。静かで山・川・海が近くて良いところですが、通訳の仕事で都心に出る点で不利ですね。発注者にも交通費でご迷惑をかけているような気がします。

しばらく前に西新宿で仕事をしたときに、NSビル1階の「すき家」で朝食にしてみました。昨年に遠隔地の現場に行ったときに食べた「まぜのっけごはん朝食」がなかなか良かったので…。

チェーン店ハンバーガーの「xxセット」に比べると使用している食材の正体がわかるので安全な気がしますし、なにより自然な味がします。

そしてすき家でありがたいのがコーヒーを百円で飲めるのです。

NSビル店のすき家は改装したばかりなのか、明るくてこぎれいです。朝は人も少なく、タリーズスターバックスより落ち着きますね。店は外見だけじゃないなあ、と思います。

 

朝の陽光を浴びて。

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2017-01-30 皆努力をして進んでいます

インタースクールでお世話になった講師と話をする機会がありました。

いつもと同じ自説を聞いたのですが、深みが少し加わっているのを感じます。前回に聞いたときと違う。発展があります。

日本会議通訳者協会の打ち合わせで会員と話をしたときも常に学習を続けている気配を感じました。通訳の仕事に出ると両言語をほぼ自由に使う人が顧客としてに複数出席しているのが常態になりつつあり、通訳者の訳出は常に評価にさらされる時代になりました。そうした時代の流れに対応する策を通訳者なりに考えて実践しているようです。


止まっていると取り残される厳しさは通訳学校の授業ではわからないところだと思います。学校で「仕上げて」から現場に出よう、という考え方にも一理ありますが、現場で何が起こっているか・何が必要かを知り、そこから逆算して方策を考えるのも必要だと思います。

 


骨付き羊のすね肉煮込み「ニハリ」。最近は出張前後らしい女性が1人でニハリやビリヤニを食べる姿もよく見かけます。銀座八丁目の「カーンケバブビリヤニ」にて。

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2017-01-27 Endlessness that you fear

数日間自宅から通う通訳が終了しました。通勤時間はかなり長く、寒い駅で電車やバスを待つのは少し大変でしたが、
「あとX日で終わる」
という心の支えの働きは大きいですね。

Sarah McLachlan の Angel という曲の一節を思い出します。

and the endlessness that you fear

通訳者は業務が終わる頃に内容や顧客のことに慣れてきて通訳の質が上り調子になっています。このパラドックスを感じつつも、始まりと終わりとが明確なのは自分に合っているなあ、と思います。終わりが決まっているからこそ初日から、いや、最初の一言から最高の通訳を提供したい。そのために何ができるか。

 

Sarah McLachlanSweet Surrender も耳に残る曲です。

2017-01-26 エージェンシーとの連絡

エージェンシーとの連絡で心がけていることがいくつかあります。

  1. 「資料はまだですか」は言わない。いままで一度も尋ねたことがありません。エージェンシーはプロですから、最善のことをしてくれているはず。忙しいところに「まだですか」と突っついてじゃまをする必要もないでしょう。手配担当者は1人で数十件の通訳引き合いをかかえて多忙なのです。
  2. 現場到着・業務終了は必ず連絡する。メールには「返信は不要です」と付け加えています。
  3. 日付は必ず曜日も使って確認する。時間が深夜や早朝のときには24時間制や、「到着して夜になり、その夜中の0時半ですね」といった表現を使う。外国との電話会議や外国出張の業務では日本時間・現地時間を明示する。
  4. 同一業務で次の通訳者に交代するときには申し送り事項をエージェンシーに送っておく。話の流れや客先の登場人物、用語集など。

このようなごくあたりまえのことでも、しっかり続けていくといつの間にか信用度が増すような気がします。

 

関東では晴天が続きます。

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2017-01-25 パキスタン料理

埼玉県八潮市富山県射水市とは共に本格的なパキスタン料理店の集積地です。

運よく昼時に八潮を通りかかりましたので、アルカラムに行ってみました(カラチの空には以前に行ったことがあります)。

インターグループ/インタースクール非公認南アジア料理部の部長ですから、こんなメニューが出てきても大丈夫なのです。

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5.ゴビゴシュト にしました。ゴビ = カリフラワー、ゴシュト = 羊です。パキスタン料理店では黙っていても主食が付いてきます。ナンまたはロティとのことなので、ロティにしました。全粒粉の香りが高い発酵させないパンです。

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カリフラワーには味がしみているし羊はとろりと煮えていて、さすがです。

食後にチャイ(ミルクティ)を飲みましたが(200円)、こっくりとしてすばらしい1杯でした。

次はニハリ(羊の骨付きすね肉煮込み)にしようかビリヤニ(炊き込みご飯)にしようか楽しみです。

都区内では以下の店でパキスタン料理を楽しめます。

カーンケバブアンドビリヤニ中央区銀座八丁目)
ハリマケバブアンドビリヤニ台東区東上野)
サルマティッカアンドビリヤニ(港区高輪)
ハビビ江東区