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50歳で始めた通訳訓練

会社員からフリーランス通訳者に転身。同時通訳ブースに入り、通訳学校の講師に。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2016-03-06 インタースクール東京校 春のセミナー

東京都港区のインタースクール東京校で通訳関連のセミナーがあるとのこと。2016年03月13日(日)午後1時から

「プロ通訳者になるには」
首相官邸を目指して」

の二部構成です。「プロ通訳者になるには」では社内通訳者から会議通訳者への転身を扱うようです。


日本の通訳(同時通訳)が産業として成り立った頃(1970年代)と今とでは通訳訓練や職業通訳者として世に出る経路も大きく変わってきたという話を複数の通訳者から聞きました。

特に企業活動が国際化したことによる
「社内通訳者」
の重要さは増加する一方だと感じます。

私は社内通訳者として勤務するつもりはなかったのですが、結果的に1週間~数か月の期間で同じ客先に出向くことになり、実質的な社内通訳者を経験しました。企業内で通訳を担当していくにしろフリーランスで産業通訳や会議通訳をしていくにしろ、社内通訳というのは非常に魅力ある経路だと思います。

経験がないまま「いきなりフリーランス」で通訳を始めると、いわゆるマッチング型商談会(政府系機関が日本企業と外国企業とを「お見合い」させる)や展示会での仕事が第一歩となることが一般的です。初めて出会う同士が会話する場面では通訳の難易度・密度はかなり低いのが現実です。

いっぽう社内通訳で企業内に「もぐり込む」と、いきなりプロの会話の嵐に投げ込まれます。通訳学校の授業がどれだけ型にはまって「消毒済み」(sterilized)だったかを思い知ります。最初の数日間は逃げ出したくなるはずですが、なんとか食いついていくと訳せるようになってくるものです。こうした環境で仕事の時間以外に通訳の学習を重ねていくと実力は大きく伸びます。

通訳・翻訳の機会がない仕事をしていて、将来通訳者として身を立てる覚悟があるなら社内通訳者にならない手はないと思います。もちろん思うようにいかないリスクもあります。そこは自分の人生、自分で決めてください。将来フリーランスで仕事をしたい場合には
「熱い心・冷たい頭脳」
で自分と家族との仕事・生活・お金を考えることは必須です。