「通訳になるため、日々の訓練のハードルを上げ、英語表現もブラッシュアップしていきます」
こんな表現を目にすると同業者やエージェントの登録担当者のアタマの中には警告灯がピッカリと点ります。
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ハードル:たとえば男子 110m のハードルは高さ 1,067mmと決まっています。目標として高くするのは走高跳びや棒高跳びの「バー」です。
ブラッシュアップ:辞書を見てみましょうか。
brush something up | brush up on something
to quickly improve a skill, especially when you have not used it for a time
( Oxford Advanced Learner's Dictionary )
使っていなくてほこりをかぶった技能を元に戻す、という意味合いが強いですね。こんな動画もありました。
Learning English Expressions - Improve vs. Brush up|Common Mistakes ESL Learners Make
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本来の用法を知っていながら日本で広く受け入れられる表現をしているだけかもしれません。しかし、「コイツわかってないな」と思われる心配を減らすには手堅い日本語の表現が安心でしょうね。