50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2018-07-16 すばらしい学習機会

類似した内容を何度も繰り返すような業務がときどきあります。

ずっと前に担当した講習では同じ内容が何日か続き、講師とも打ち合わせができたので日々品質が向上し、通訳者も理解・表現で学ぶことが多くありました。

そんな経験が再び巡ってきました。

同時通訳で第一候補とする訳が本当に適切なのかどうかを復習できる貴重な経験です。特に日本語を母語とする通訳者が苦手な第二言語の類語や類似した表現の使い分け。

たとえば「検討する」というのは、あの特定の文脈ではどう表せば最もよかったのか。単語単位でじっくり考えることは必要だど思います。いろいろと辞書を引き、用例を調べて迫っていく。

「まあ、とりあえずこう言っておけ」
という方策も必要になるのですが、それで済ませたらそこまで。今日よりも明日の訳を一歩進めたいのなら自分の癖を見つめて隙間を埋めておくことは欠かせないと思っています。


ドトールさん、Sサイズなのになみなみと注いでくれました。誤差・ブレは楽しい!
ロイヤルミルクティを注文すると、
「専用のハニーシュガーをお付けしますか」
と尋ねる店舗とそうでないところがある。正確には3通り:
1.尋ねる
2.付いてこない
3.付いてくる

f:id:shira-j:20180715210408j:plain

2018-07-09 南アジア料理部 部活動

出張に出て初めて会った方と共に仕事をしました。

うれしいことに南アジア料理に関心があるようです。スリランカの各種サンボルが好きだとか…。

ということで都内・神奈川県のスリランカ料理店のご案内です。


まずは東京編。

スパイシービストロ タップロボーン
青山一丁目の老舗。昼のスリランカプレートランチはちょっとおとなしい印象があります。

キャンディ
日本橋の地下にある店です。ここには出かけたことがないので評はさしひかえます。

アーユルヴェーダカフェ デディアン
蒲田駅東口近くのアーヴェストホテル蒲田(東口)にあるスリランカカフェ。この立地は奇跡です…。


さて、スリランカ料理店の宝庫神奈川県です。昼食では以下3店すべて東京のスリランカ料理店に比べて量・質共に上回ると思っています。

キングライオン
JR南武線東急田園都市線溝の口駅近くのスリランカ料理店。肉も魚も豪快に出してくれます。

シナモンガーデン
小田急江ノ島線の南林間または中央林間にある一軒家レストラン。さわやかな酸味が特徴。オーナーシェフのお母さんの味だそうです。甘・辛・酸・苦など、味の輪郭がはっきりした店です。昼のプレートにも各種あって本当に楽しみ。渋谷あたりにあったら大行列は間違いないでしょう。大和市で開店してくれて本当によかった…。

ロイヤルグリーン
相模鉄道線(相鉄線さがみ野駅近くにある店。ここも上記2店舗にまったく譲らないおいしい昼が食べられます。新年の伝統料理も出してくれます。


シナモンガーデンの昼定食です。

f:id:shira-j:20180708202445j:plain

2018-07-08 機器購入

まもなくモデルチェンジでデジタル化といううわさがありますが…。

322MHz ですから、波長は  931mm 程度。短縮率を乗ずると 903mm くらい。
1/4 λ (注)の垂直アンテナが 225mm ということになります。パナガイドのアンテナはその半分くらいですから、おそらく短縮コイル(loading coil)が入っていると思います。

千代田区外神田(秋葉原)の田中電気の通販を使いましたが、安くてすぐ届きました。

f:id:shira-j:20180707180952j:plain

注:電磁波の波長はギリシア文字 λ(ラムダの小文字)で表します。

2018-07-06 出張は南アジア料理店を調べてから

予想をずっと上回る料理店がたくさんありました。

バターチキン・ポークヴィンダールー・チャナと魚。

どれも他にはない独自の香りを出しつつとても食べやすくておいしい。店の雰囲気も親しみやすいし、店長はじめ一同とても感じが良い。長く続いているのももっともです。ラッシーもいい。

福島県 福島駅から徒歩数分の「笑夢」(えむ)。

f:id:shira-j:20180705204256j:plain

2018-07-05 献血・骨髄移植

横浜駅東口 クロスポート献血ルーム はかなり好きな場所です。明るく清潔感があり、広々しています。献血者は顧客ではないのですが、ほぼ最高の「顧客体験」をして帰ることになります。所員の丁寧な対応、きびきびとした動き、こまやかな気遣いは私にとっては高級ホテルの接客を上回るものです。


数年前に献血の帰りに資料をもらい、骨髄移植ドナーの登録をしました。実際に適合者がいた場合には仕事を休んで全身麻酔で骨髄細胞を取り出すのですが、フリーランスになったからにはそうした時間の使い方もあるだろうと思ったのです。

そして2~3年が経ち、ドナー登録をほとんど意識しなくなったときに電話がかかってきました。適合者が見つかったので、意思に変わりはないか、とのこと。承諾すると大きな封筒で書類が届きます。

その後に移植コーディネイターと初回の面談・検査がありました。コーディネイターも身体検査を担当した医師(専門は小児がん)も親しみやすく実に立派な方で、自然にこちらの頭が下がります。献血と同じで、無償・善意というのがキーワードなのかもしれません。

私の場合はこの段階で患者側の都合で実施なしということになりました(移植できないほど病状が悪化したということも多いと聞きます)。

登録の時点ではさほど現実感を伴いませでしたが、コーディネイターから話を聞いて採血して検査を受けると現実味が急に増してきました。家族同伴・弁護士列席で意思確認をし、実施が決まれば移植を受ける患者の造血幹細胞を放射線ですべて死滅させます。つまり引き返せない。

自分の存在が他人の命脈を握る。そんなことを考えた体験でした。


そして私は55歳を迎え、ドナー候補者から自動的に外れました。その通知が届いたとき、思わずほっとしたことは告白しておきます。


神奈川県警察 運転免許センターが道路の反対側に移転してぐっと近代的になりました。そこから歩いてすぐの 二俣川献血ルーム もとても居心地のよい場所でした。運転免許センターの中にあったときと比べて来訪者がずいぶん減ってしまったとのこと。免許更新の際にはぜひ立ち寄ってみてください。木を生かした内装がとても良い趣味です。


斬新な盛り付けの刺身定食。

f:id:shira-j:20180704212713j:plain

2018-07-04 Ice Breaking

学生の時にドイツ語を学習しました。三修社の Mein Deutsch という月刊誌を使ってかなりまじめに取り組みました。音声教材 Linguaphone も買いました(カセットテープだった時代)。

会社員生活中にフランス語も学んでみようと少し手を出してわずか数週間で断念。

中国語は41歳のときから数年にわたって学習しました。

いまとなっては独・仏・中は忘却のかなたです。


しかし、中・独・仏(知識があるのはこの順番)には英語の通訳でも意外に助けられています。

まずなんといっても中国の人名・地名。Guizhou と聞こえれば貴州が、Wuhan と聞こえれば武漢という漢字が頭に浮かびます。

そしてドイツ人やフランス人には仕事の前の打ち合わせやあいさつで本国流の発音で呼びかけると本当に喜んでくれます。フランス語の Jacques や Julie の j を破裂させない摩擦音で出すだけで確実に話者との距離が縮まります。n があるときには鼻母音も使います。

先日のドイツ人のお客さんは名前をドイツ語風に呼びかけただけでその日一日同僚に
「今日はドイツ語通訳者がいるんだ!」
と冗談を言っていました。ウムラオト(a/o/u の上にテンテンが付いたやつ)をそれらしく読む人は少ないようです。


通訳者は一夜漬けであなたの名前の読み方を確認してきたのだから、あなたもゆっくり・はっきり話してね、というお願いにわずかでも力添えになるように思うのです。


まさか出張先のこの地でこんな料理が出るとは思っていませんでした。ローストした野菜のマサラ(濃厚カレー)とマライコフタ(クリームと野菜の団子、今回はナッツ・ヨーグルトベースのクリーミーカレーソースで)。パコラ(衣揚げ)はナスなど季節の野菜。

f:id:shira-j:20180703221922j:plain

パニプリも!

f:id:shira-j:20180703222056j:plain