50歳で始めた通訳訓練

通訳者のブログ。会社員からフリーランス通訳者に転身。以下のユーザー名をクリックするとプロフィール表示に進みます。

2018-07-16 すばらしい学習機会

類似した内容を何度も繰り返すような業務がときどきあります。

ずっと前に担当した講習では同じ内容が何日か続き、講師とも打ち合わせができたので日々品質が向上し、通訳者も理解・表現で学ぶことが多くありました。

そんな経験が再び巡ってきました。

同時通訳で第一候補とする訳が本当に適切なのかどうかを復習できる貴重な経験です。特に日本語を母語とする通訳者が苦手な第二言語の類語や類似した表現の使い分け。

たとえば「検討する」というのは、あの特定の文脈ではどう表せば最もよかったのか。単語単位でじっくり考えることは必要だど思います。いろいろと辞書を引き、用例を調べて迫っていく。

「まあ、とりあえずこう言っておけ」
という方策も必要になるのですが、それで済ませたらそこまで。今日よりも明日の訳を一歩進めたいのなら自分の癖を見つめて隙間を埋めておくことは欠かせないと思っています。


ドトールさん、Sサイズなのになみなみと注いでくれました。誤差・ブレは楽しい!
ロイヤルミルクティを注文すると、
「専用のハニーシュガーをお付けしますか」
と尋ねる店舗とそうでないところがある。正確には3通り:
1.尋ねる
2.付いてこない
3.付いてくる

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