お友達の自宅ですが、なぜか食器がたくさんそろっている…。
遊びに来た人はなぜかチャイのカップを8組も持参しているし…。
お友達の自宅ですが、なぜか食器がたくさんそろっている…。
遊びに来た人はなぜかチャイのカップを8組も持参しているし…。
いいにおいのする鍋が並びます。鍋の横にはサブジ(野菜とココナツの炒め)とアヴィアル(野菜のココナツ・ヨーグルト煮)とが…。
通訳にあたっての知識にはいろいろなものがあるでしょうね。文化・歴史・科学・技術・過去の経緯・組織・政治など、挙げていったらいくらでも。
これは起点言語(the source language)と目的言語(the target language)との運用能力と対比して語られるべきではないはずです。相互に補完するものでもないし、対立するものでもない。
職業通訳の場では
「できることはすべてする」
「使えるものはすべて使う」
はずだと私は理解しています。
本音を言えば、どんな力でも知識でもできるだけ多く持ちたい。
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通訳は複雑な精神活動なので、関連知識が言語の運用にも少なからず影響を与えると感じています。用語になじみがあれば聞き取ってノートしたり記憶に保持したりする労力がずっと少なく済み、脳の活動をより多く文の分析や組み立てに割り当てることができそうです。通訳を必要としている場がどのようなものかがわかっていれば発言の先読み(anticipation)も利くようになります。
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最近の業務でなじみのある内容があったために上記のようなことを考えました。
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ユリのつぼみが大きくなってきました。
「今日の仕事はだいじょうぶ」
と思って不安なしに現場に出向いたことは1日としてありません。
前日や当日の朝は
「今日こそ通訳者として息の根が止まる日になるんじゃないか」
と思っています。話者の音声が聞き取れなかったり(米国南部やニュージーランド、イングランド北部、インドなどのアクセントで)、内容がわからなかったり(抽象的な話だったり独特の思考に基づいていたり)。
プロとしての仕事ができないかもしれない理由は百ほどもあります。
それでも
「昨日まではなんとか通訳してきたではないか」
と思い直して出かけるわけです。
In the clearing stands a boxer
And a fighter by his trade
And he carries the reminders
Of ev'ry glove that laid him down
And cut him till he cried out
(Paul Simon, The Boxer)
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近所にできた味噌ラーメン専門店。フライドポテトが2片入っているのがおもしろい。かなりおいしく作ってあります。混雑するわけがわかりました。
以前に中国語の学習を始めたとき(2004)に永田小絵さんのサイト「日華翻訳雑誌」を見つけました。当時は私は通訳の道を志すとは夢にも思っていなかったので、
「きっとありがたいことが書いてあるに違いない」
とは思いましたが、あまり読み込むということはありませんでした。
そして時は流れ、2012年に私が通訳の学習を始めていろいろと調べるうちに永田さんのサイトを「再発見」することになりました。以下の記事にリンクを表示したのを記憶しています。
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今年になって通訳学校で講師を始めたら永田さんのサイトは宝の山だということが改めてわかりました。中国語学習でお友達になった why さん はこう書いていらっしゃいます。
また、何よりも長年の仕事を通して蓄積した知識やノウハウなどを惜しげもなくネットで一般公開したことは、私が思うには、先生のもっとも大きな功績の一つに違いないでしょう。
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永田さんが紹介している以下の資料は通訳ノートを考えるうえで非常に役立つと思います(pdf です)。
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カルガモのひなが泳いでいます。もう一家族(写真外)はひなの数が4羽まで減っていました。カラスかヘビに食べられてしまったのでしょうか。