受講者も講師も通訳の徒。
心を使って取り組めば、必ず何かが起こる。
毎回の景色ですが、来るたびに私の置かれている状況も取り組んでいることも少しずつ違う。
受講者も講師も通訳の徒。
心を使って取り組めば、必ず何かが起こる。
毎回の景色ですが、来るたびに私の置かれている状況も取り組んでいることも少しずつ違う。
ISSインスティテュート・インタースクール・サイマルアカデミー等の講師が共に懸念を表していることがあります(各校の講師が雑誌記事等で述べている内容から)。
ノートのとりすぎ
いや、正しくは「聞き取りの書き取り試験化」でしょうか。
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私がとやかく書くより、以下のブログ記事を読んでいただければと思います。三つの記事から伝わってくることに共通点があるように思います。そして、それは重要なことなのでしょう。
まぶさんのブログ「通訳物語」から 通訳講座301 メモ取りの落とし穴
サイマル・アカデミーブログ から リテンション (寳閣綾子さん)
ハイキャリアの やりなおし!英語道場 から メモがうまく取れません
(上谷覚志さん)
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ノート術が通訳の秘訣であるかのような誤解を持つ人も多そうなのですが、実態はそうでもないことを上記の記事は伝えているように思います。聞いてわからないことはノートに書けないし、苦し紛れに何か書いたとしても訳にはつながりません。
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時には北インドの料理も食べます。手前の黒い海苔のように見えるのは揚げ茄子です。
訳出の際に以下の習慣をつけると後々大きく助かることになります。
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ベトナムの牛肉麺 Pho Bo (フォーボー)です。薄切り牛肉がたくさん。春になると別添えの香草の香りがひとしおです。ミント・コリアンダー(パクチー)・レモングラス。
通訳学校に通うなら、以下のことはおすすめです。通訳者としてとても良い習慣ですし、講師のおぼえもめでたくなります。
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ギターを弾く通訳者 丸尾一平さんのライブ。Clutch Players のお二人(ベース・ドラムス)も実に芸達者ですばらしい演奏です。池袋「Free Flow Ranch」にて。食べ物もおいしい。
通訳者養成というと何か特別な訓練や学習方法があるのではないか。通訳学校で学習しようという方でも初心者にはときどき誤解もあるような気がします。
Aという練習をして、次にBをして…、というスマートでかっこいい学習では対応できないことが多いんじゃないかと思います。伸び悩んだり、自分で練習法を考えたり、指導者にヒントをもらったりして手探りで進む必要もあるはずです。
A lot of people want a shortcut. I find the best shortcut is the long way, which is basically two words: work hard.
--Randy Pausch, The Last Lecture
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パキスタン風のもてなし。いつもは2枚のロティが3枚。他の人が注文したビリヤニのおすそわけも…。クローブとカシア(シナモンの亜種)が効いたチキンカレーは特においしい。神奈川県座間市の「ビリヤニハウス」
通訳学校で学習するときに心に留めておくとよさそうなことを書いてみます。数回の連載になると思います。
初回は…
どの学校であれ、「通訳者養成」を掲げているなら職業訓練課程ということになります。
というのが前提になるかと思います。もちろん受講者の中には目的が異なる人もいるでしょう。英語で発表する能力を伸ばすためや、職場での聞き取り・発言を練習するという意図で受講することも大いにありえます。これ自体にはまったく問題はありません。
ただし、学校や講師は通訳者を養成することを主目的にしているので、その点に同意して受講することが必要です。授業の進行も受講生の評価もこの目的に沿って行う点は理解しておく必要があるでしょう。
2017年04月から民間通訳学校の通訳者養成課程で講師をすることになりました。
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2015年09月に修了生として通訳学校の受講生募集セミナーで発表し、2012年04月に通訳学校に初めて足を踏み入れたときからの時の流れを感じました。
「向こう側(聴衆)からこちら側(発表側)に(自分が)移ったんだなあ」
と一種の感慨がありました。
そしてこんどは受講生から講師への移動です。講師打ち合わせでかつて指導していただいた方々と席を並べるのは少し不思議な気がしました。
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2年や4年よりも3年・5年という数字が区切りとしてよく用いられています。ここにも不思議な真実があるのかもしれません。2012年04月に通訳学校に入ってから5年、2014年03月に初の通訳業務に出かけてから3年。
次はどんな区切りがあるのでしょうか。
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すてきな外観、テラス席付きの南インド料理専門店。毎週通えそうです…。