2012年の4月から通訳学校に通って、初めての仕事に出たのが2014年の3月でした。通学中は通訳エージェントもあまり積極的に仕事を紹介しないのか(実力がわからないから紹介できないですよね)、数か月は「開店休業」状態でした。
当時の月間売上です。
2014-03 158,250円
2014-04 38,750円
2014-05 12,500円
2014-06 38,750円
2014-07 0円
ワーキングプアではなくて、ワーク(仕事)がない。仕事がないから時間はできる。まあなんとかなると通訳の勉強に励みました。そこに大きな転機が訪れます。
出張を伴う2週間の仕事を打診され、請け負いました。幸いにも顧客に気に入ってもらえ、しばらく延長となります。週末には通学のため自宅に戻りますが、その旅費も出してもらえました。
2014-08 40万円超
2014-09 50万円超
2014-10 50万円超
2014-11 70万円超
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社内通訳者(雇用)経験皆無の「いきなりフリーランス」で初年度に月間70万円を売り上げる通訳者はそう多くないだろうと思います。もっとも、通訳報酬と同じくらいの遠隔地勤務手当があったからですが(お客様、本当にありがとうございます)…。
こうなると通訳エージェントの通訳者引き当て担当(コーディネーター)にも名前を憶えてもらえます(利益貢献しますからね)。
「とりあえずこのお客さんの仕事ではうまくいっているらしい。それでは他の仕事もさせてみようか」
ということになったのでしょう。この仕事を機会にいろいろと業務を回してもらうようになりました。2015年3月に通訳学校の課程を修了し、修了証を受領したのも効果があったようです(修了すると系列外のエージェントもそれなりに評価してくれます)。
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当時は目の前の仕事で手一杯でしたが、今になると
「よくもまあ、こんな幸運に出会ったものだ」
と思います。
そしてこのお客さんは今に至るまで来日するたびに必ず声を掛けてくれます。
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仮定の話ですが、もしこの仕事がなかったらさらに貯金を減らす日々が続いていたはずです。
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だいぶ葉が落ちました。