仕事をするには客が必要というお話です。
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経営の用語に
・プロダクトアウト
・マーケットイン
という表現があります(和製英語のようです)。
「通訳とはこうした職業であり通訳者はこうした職業人だから、それをわかってサービスを買うのが顧客」
という考えもありますし、
「通訳が必要になるのは見込み客がこうした場面になったときだから、それを理解して解決をもたらすのが通訳者の仕事」
という考えもあるでしょう。
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通訳学校でどれだけ勉強したか、いわゆる帰国子女で日本語でどれだけ苦労したか、日本で育って英語習得にどれだけ努力したか。こうしたことはお客さんには関係のないこと。通訳者の頭の中にある「通訳」を客に押し付けるばかりではうまくいくわけがありません。
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買い手の立場をよく考え、エージェントや他の通訳者の行動を読み取って仕事をするのがフリーランス通訳者だと思っています。
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先週・今週で使うきっぷ。今回はすべてJR東。
六本木のインド料理店にて。昼定食だから鶏は小さいと思ったら…。